ヒューストン・ロケッツは昨季中のトレードで先発センターのクリント・カペラを放出し、コート上にビッグマンを置かない超スモールラインアップに転向した。

ジェイムス・ハーデンとラッセル・ウェストブルックという2人のMVPプレイヤーを擁するロケッツは強力なスコアリングを見せ、スモールラインアップ成功の予感をもたらしたが、カンファレンスセミファイナルでサイズと機動力を併せ持つロサンゼルス・レイカーズに完敗。

この結果を受け、ロケッツはこのオフシーズン中にビッグマンを獲得し、トラディッショナルなバスケットボールに戻ると見られている。

だが、NBAレジェンドのチャールズ・バークレーによると、ロケッツには十分な資産がないため、立ち直るのは難しいという。

バークレーはロケッツについて次のように指摘。fadeawayworld.netが伝えている。

ヒューストン・ロケッツは彼らのコーチ（マイク・ダントーニ）を失った。

彼らは下位に戻ってしまうだろう。

ダントーニはあのシステムを使う唯一の男だ。

他に誰があのスモールラインアップを走らせることができるんだ？

今の彼らは立ち往生しており、プレイスタイルを100％変えなければならない。

ハーデンとラスのプレイを完全に変えさせるのは本当に難しいだろうね。

ハーデンとウェストブルックはNBA屈指のスコアラーであり、バークレーの「下位に戻る」というのは言い過ぎかもしれない。

とはいえ、ダントーニとダリル・モレーを失ったロケッツは方向を見失っているようにも見え、選手たちに早く道筋を示さなければならないだろう。

超スモールラインアップへの転向がもたらした思いもよらぬ副作用を、ロケッツはどう克服していくのだろうか？