長年に亘ってチームを指揮したドック・リバースと決別したロサンゼルス・クリッパーズは、後任ヘッドコーチとしてタイロン・ルーを起用した。

ルーHCにはクリーブランド・キャバリアーズを3度のNBAファイナルに導き、フランチャイズ初となるNBAタイトルをもたらした実績がある。

キャブス同様クリッパーズにもフランチャイズ初となるNBAタイトルをもたらす働きが期待されるが、オーナーのスティーブ・バルマーも大きな期待を寄せている模様。

fadeawayworld.netによると、バルマーはルーHCのヘッドコーチ就任について次のようにコメントしたという。

バブルでの我々は、我々の最高のバスケットボールをほとんどプレイすることがなかった。

我々のシーズンの終わり方に、私は本当に落胆した。

タイロン・ルーはNBA最高のコーチだ。

私はそう信じている。

リスタートするためのシーズンに非常に興奮しているよ。

ルーHCはクリッパーズのヘッドコーチに就任した直後、「必要なピースは揃っている。献身的なオーナーシップ、スマートな経営陣、エリートのタレント。コート上でもコート外でもNBA最高のマーケットだ」とコメントした。

「ルーがヘッドコーチとしてキャブスで成功できたのはレブロン・ジェイムスがいたから。彼の手腕ではない」という評価もちらほら聞こえる中、ルーHCにとっては自身の手腕を証明しなければならない機会ともなるだろう。

ルーHCがカワイ・レナードとポール・ジョージというNBAを代表するスーパースターたちを抱えるクリッパーズをどう導いていくのか、注目が集まるところだ。