ドレイモンド・グリーン「ラッセル・ウェストブルックはMVPにふさわしかった」
トリプルダブル通算回数でMVP新記録を樹立したラッセル・ウェストブルックは、オクラホマシティ・サンダーの一員としてプレイしていた2016-17シーズンに平均31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシストを記録し、レギュラーシーズンMVPに輝いた。
MVPは上位チームから選出されるのが一般的だが、当時のサンダーはウェスタン・・カンファレンス6位。
つまり、ウェストブルックのMVP選出は異例だったとも言えるだろう。
だが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンによると、そのシーズンのウェストブルックはMVPにふさわしかったという。
グリーンは当時のウェストブルックについて次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
僕が間違っていなければ、ラッセル・ウェストブルックがMVPを受賞した時、彼ら(サンダー)は第7シードか第8シードだったと思う。
第8シードのチームの選手がMVPに選出されてはならないというルールはない。
ラスがそれをやってみせたのだからね。
僕は彼がMVPを受賞したことにまったく異存なかった。
なぜなら、本当にMVPにふさわしいと思っていたからね。
あの時のOKCはハングリー精神がすごかった。
彼はあのチームをプレイオフに導き、平均トリプルダブルのスタッツを記録した。
対戦したすべてのチームを完全に破壊していたんだ。
彼はMVPにふさわしいと思う。
なぜかって?
彼は平均トリプルダブルを記録し、あのチームをプレイオフに導いたからだ。
まさにMVPにふさわしかったと思うよ。
今季のウェストブルックもMVP当時のようなモンスタークラスのパフォーマンスを見せている。
現時点でMVPに選出される可能性は低いが、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチやフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードがMVPを受賞したとしても、今季を振り返った時に最も大きく取り上げられるのはウェストブルックのNBA史に残る偉業だろう。
NBA史上最も偉大な選手のひとりとなったウェストブルックには、いずれはNBAタイトルを獲得してもらいたいところだ。
なお、ウェストブルックがMVPを受賞した2016-17シーズンと今季のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2016-17 | 2020-21 |
---|---|---|
チームの成績 | 47勝35敗 | 33勝38敗 |
チームの勝率 | 57.3 | 46.5 |
出場試合数 | 81 | 64 |
平均出場時間 | 34.6 | 36.4 |
平均得点 | 31.6 | 22.2 |
平均リバウンド | 10.7 | 11.5 |
平均アシスト | 10.4 | 11.8 |
平均スティール | 1.6 | 1.4 |
平均ターンオーバー | 5.4 | 4.8 |
FG成功率 | 42.5% | 44.0% |
3P成功率 | 34.3% | 31.7% |
フリースロー成功率 | 84.5% | 65.3% |
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