ダリル・モレー「タイリース・マキシーとマティス・サイブル」
フィラデルフィア・セブンティシクサーズは先日のトレードでNBAスターのベン・シモンズ、NBA屈指のシューターであるセス・カリー、元NBAオールスターセンターのアンドレ・ドラモンドをブルックリン・ネッツに放出し、ジェイムス・ハーデンとポール・ミルサップを獲得した。
ネッツはトレード交渉の際にタイリース・マキシー、もしくはマティス・サイブルを要求したというが、シクサーズはそれを拒否。
シクサーズのバスケットボールオペレーション部門代表のダリル・モレーによると、マキシーとサイブルをキープしたうえでトレードを成立させることが重要だったという。
モレーはマキシーとサイブルについて次のようにコメント。ESPNが伝えている。
彼らをキープすることが重要だった。
タイリースは、間違いなくこのリーグでオールスターになれる可能性を秘めている。
サイブルは、簡単にディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーになれるだろう。
ジョエル(・エンビード)もそう言っている。
彼らはまだまだ成長する。
それが彼らをトレードに含めなかった大きな理由だ。
今季のマキシーはシモンズの不在を受け、ポイントガードのポジションで先発起用されている。
ハーデン復帰後の起用法が気になるところだが、シクサーズにとって重要な選手のひとりであるのは間違いないだろう。
一方、サイブルはNBAディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに値するディフェンスを見せており、マキシー同様シクサーズに欠かせないひとりになった。
シクサーズがエンビードとハーデンを中心としたチームであるのは間違いないが、NBAタイトル獲得の鍵を握るのはマキシーとサイブルの成長なのかもしれない。
なお、今季のマキシーとサイブルのスタッツは以下の通りとなっている。
– | T・マキシー | M・サイブル |
---|---|---|
出場試合数 | 50 | 42 |
平均出場時間 | 35.5 | 26.6 |
平均得点 | 16.9 (キャリアハイ) | 5.8 (キャリアハイ) |
平均リバウンド | 3.6 (キャリアハイ) | 2.3 (キャリアハイ) |
平均アシスト | 4.6 (キャリアハイ) | 1.2 (キャリアハイタイ) |
平均スティール | 0.7 (キャリアハイ) | 1.8 (キャリアハイ) |
平均ブロックショット | 0.5 (キャリアハイ) | 1.1 (キャリアハイタイ) |
平均ターンオーバー | 1.2 | 0.6 |
FG成功率 | 47.2% (キャリアハイ) | 49.2% (キャリアハイ) |
3P成功率 | 39.5% (キャリアハイ) | 28.8% (キャリアワースト) |
フリースロー成功率 | 86.3% (キャリアワースト) | 69.6% (キャリアハイ) |
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