ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが反ユダヤ主義に満ちた映画をTwitter上でシェアしたことが波紋を呼んでいる。

カニエ・ウェストの言動が批判を集めている中でのツイートであり、アディダスやバレンシアガなど複数の企業がウェストとの提携を解消したため、ナイキのアービングに対する動きに注目が集まるところだが、この件についてナイキが声明を発表した模様。

TheAthleticの記者によると、ナイキはアービングのツイートについて質問されると、「ナイキにおいて、我々はヘイトスピーチの居場所はないと信じている。我々はいかなる形であれ反ユダヤ主義を非難する」という声明をリリースしたという。

Here is Nike's statement when asked about Kyrie Irving, who has his own Nike shoe line and who last week tweeted a link to a movie considered to be antisemitic:

"At Nike, we believe there is no place for hate speech, and we condemn any form of antisemitism."

— Mike Vorkunov (@MikeVorkunov) October 31, 2022

ナイキはこれまでアービングのシグネチャーモデルを発売してきた。

だが、アービングとの契約は今季が最終年であり、ナイキは今季限りでアービングとの関係を解消すると噂されている。

今回の問題はアービングとの関係解消の可能性をますます高めることになりそうだ。

なお、アービングは「僕は何か違法なことをやったか？誰かを傷つけたか？」などと正当性を主張したものの、自身の影響力の大きさを再認識したのか、その後問題のツイートを削除した。