JJ・レディックがレブロン・ジェイムスのキャリア通算記録に対するネガティブな意見に「すべて事実無根」
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスは、あと36得点記録すればキャリア通算得点でカリーム・アブドゥル・ジャバーを抜き、NBA歴代首位に立つ。
その日はNBAにとって歴史的な一日になるだろうが、ジェイムスのキャリア通算得点記録については、「キャリアを延命させたから達成できる記録」、「レブロンは偉大なスコアラーではない」などとネガティブな意見も少なくない。
だが、元NBA選手のJJ・レディックによると、ジェイムスの偉業を否定する理由はないという。
レディックはジェイムスのキャリア通算得点について次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
レブロン・ジェイムスが長寿であることを議論することはできるし、この記録を樹立する理由のひとつでもある。
だが、彼は平均得点で歴代5位だ。
(マイケル・)ジョーダンが30.1得点で1位、ウィルト(・チェンバレン)が30.07得点で2位、その次がエルジン・ベイラーとケビン・デュラント。
レブロンはケビン・デュラントと0.06点差、エルジン・ベイラーと0.14点差だ。
彼は基本的に歴代トップ3のスコアラーであり、(キャリア通算得点記録は)長寿だけが理由ではない。
シュート成功率はジョーダンとデュラントより良い数字であり、3ポイントでは歴代9位だ。
そのうえアシスト数では歴代4位。
レブロンに関するつまらないストーリーのほとんどは事実無根だ。
現在ESPNでNBAアナリストとして働いているレディックによると、統計が取られ始めた1996-97シーズン以降のクラッチタイムスコアリングはジェイムスがNBA史上首位であり、クラッチタイムに2600点以上を記録したのはジェイムスとコービー・ブライアントのみだという。
ジェイムスの偉業は今後長く破られないであろう偉大な記録であり、ジェイムスの偉業に異論を唱えているNBAファンたちも、その日が来たら素直に称賛してもらいたいところだ。
なお、キャリア平均得点のNBA歴代トップ10は以下の通りとなっている。
順位 | 選手 | FG成功率 | 平均得点 |
---|---|---|---|
1 | マイケル・ジョーダン | 49.7 | 30.1 |
2 | ウィルト・チェンバレン | 54.0 | 30.1 |
3 | エルジン・ベイラー | 43.1 | 27.4 |
4 | ケビン・デュラント | 49.8 | 27.3 |
5 | レブロン・ジェイムス | 50.5 | 27.2 |
6 | ジェリー・ウェスト | 47.4 | 27.0 |
7 | アレン・アイバーソン | 42.5 | 26.7 |
8 | ボブ・ペティット | 43.6 | 26.4 |
9 | ジョージ・ガービン | 51.1 | 26.2 |
10 | オスカー・ロバートソン | 48.5 | 25.7 |
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