トーマス・ブライアントがレブロン・ジェイムスのNBA記録の快挙の時のミームについて語る「練習でも同じプレイをやっていた」
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスは昨季、キャリア通算得点でカリーム・アブドゥル・ジャバーを抜き、NBA史上首位に躍り出た。
ジェイムスが偉業を達成した時、相棒のアンソニー・デイビスがジェイムスを祝福しなかったことが話題になった。
それと同時に、ジェイムスがNBA記録を達成したジャンパーを放った際、リング下でポジションを取り、ボールを要求していたトーマス・ブライアントの姿も話題を集めると、そのシーンはミームに使われるようになった。
このシーンについて、ブライアントが語った模様。
元NBA選手のギルバート・アリーナスのポッドキャストにゲスト出演したブライアントは、ミームになったシーンについて質問されると、次のように答えたという。silverscreenandroll.comが伝えている。
練習でも同じプレイをやっていたんだ。
僕がウィングにいると、レブロンは僕に「カットしろ。もしミスマッチならペイントエリア内でポストアップしろ」と言っていた。
簡単にスコアリングできるからね。
コンテストされた3ポイントより2ポイントのほうが簡単だ。
記録誕生まであと12点になると、僕は毎回(スコアボードを)見上げ、「よし10点だ」、「8点だ」、「6点だ」、「ターンオーバーだ。ディフェンスに戻らなければならない」と考えていた。
僕はただ指示されたことをやっただけだ。
そして彼があのシュートを放った時、僕は「待て、皆カメラを出してシャッターチャンスを逃すな」という感じさ。
本当に夢のような瞬間だった。
だが、僕たちは勝利を狙っていたから、正しいプレイをしようとしていたんだ。
ブライアントはジェイムスの言いつけを守り、シェイ・ギルジアス・アレクサンダー相手にポストアップした。
もし記録がかかっていなければ、ジェイムスはおそらくブライアントにパスを出していただろう。
このシーンについてはたびたびミームにされるだろうが、ブライアントにとっては偉業に立ち会えた素晴らしい瞬間でもある。
ミームにされたとはいえ、ブライアントも誇りに思っているに違いない。
なお、ブライアントはその後、レイカーズにトレードを要求し、デンバー・ナゲッツの一員としてNBAタイトルを勝ち取った。