フランス代表のボリス・ディアウGMがジョエル・エンビード勧誘について「積極的に追うことはない」
東京オリンピク銀メダリストのフランス代表は、FIBAバスケットボールワールドカップ2023でまさかのグループステージ敗退を喫した。
来年夏のオリンピックは地元パリで開催されるだけに、フランス代表にとって先行きが不安になる結果だったと言えるだろう。
今回の結果を受け、NBAを代表するスーパースターのジョエル・エンビードの代表入りを切望するフランスのファンは少なくない。
だが、元NBA選手であり、現在フランス代表のゼネラルマネージャーを務めるボリス・ディアウによると、フランス代表がエンビードを積極的に勧誘することはないという。
ディアウGMは「フランス代表にとってジョエル・エンビードは解決策になる?」と質問されると、次のようにコメント。eurohoops.netが伝えている。
答えがひとつとは思わない。
「OK、ひとつの魔法がすべてを変える」というわけではない。
問題は、この大会に誰がいて、誰がいなかったかということではない。
このチームなら、今回の結果以上の成績を残せたはずだ。
つまり、責任は全員にある。
コーチだけが悪いとか、選手だけが悪いとか、マネージャーだけが悪いとか、そういったことではない。
このチームなら、もっと良い結果を残すべきだったということだ。
「OK、誰かを加えればもっと良いチームになれる」とは考えていない。
タレントが揃っていないことが問題ではなかった。
正しいプレイができなかったことが問題だ。
僕はアグレッシブな人間ではない(笑)
(エンビードを)追い求めることはないと思う。
ここに来たいと思うことが重要だ。
いろんな理由があってここに来たくないと思っている選手もいる。
我々が積極的に追い求めることはないと思うよ。
エンビードはフランス代表、もしくはチームUSAの一員として来年夏のパリオリンピックに出場すると見られている。
もし金メダル獲得を求めるなら、チームUSA入りがベストだろう。
だが、パリオリンピックはエンビードの親族が暮らすフランスでの大会であり、もしエンビードがフランス代表入りし、かつチームを金メダル獲得に導けば、エンビードはフランスの英雄になれるだろう。
いずれにせよ、エンビードの決断に注目したいところだ。