ポール・ジョージが2020年のバブルを振り返る「刑務所だった」
2019-20シーズンのNBAは新型コロナウイルスの影響により一時中断されると、その後オーランドのバブルで再開した。
選手たちにとって特殊な環境での生活となったわけだが、中にはディズニーのアトラクションを楽しみにしていた選手もいたかもしれない。
だが、ロサンゼルス・クリッパーズのNBAオールスターフォワード、ポール・ジョージによると、施設内のアトラクションがすべて利用できるわけではなく、まるで刑務所のような生活を強いられたという。
ジョージは当時を振り返り、次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
バブルは刑務所だった。
バブルに入る前、こんなことを言われたんだ。
「園内にはいろんな施設がある。ディズニーラインドで遊べる。ゴルフコースもある。釣り堀もある。湖もある」とね。
だが、それらが使えるわけではなかった。
それらが徐々に開き始めるのを2ヶ月間待たなければならなかったんだ。
ジェットコースターも利用できなかった。
基本的に刑務所にいるような生活だった。
僕は車が走っているのを眺めて過ごしたものさ。
皆も境界あたりを走っている人々をただ眺めていた。
境界を越えると旗を立てられてしまうから、越えることはできない。
そうしてしまったら、隔離室に移らなければならなかったからね。
「解放してくれ!」という感じさ。
バブル入りした当初は家族などとも面会することができなかった。
部屋を1室借りてビッグフェイスコーヒーを臨時オープンしたジミー・バトラーや、部屋にいる間は楽曲制作に専念したデイミアン・リラードのように時間を有効活用した選手もいるが、ほとんどの選手にとってまさに地獄だったことだろう。
ホームシックにかかってしまった選手もいたというから、よほど追い詰められた精神状態で暮らしていたに違いない。
バブルのような状況が二度と来ないことを祈るばかりだ。