NBAレジェンドのトニー・パーカーがフランス代表に失望「リスペクトを得るのはすごく難しい」
ルディ・ゴベアやニコラス・バトゥームなどNBA選手を複数擁するフランス代表は、FIBAバスケットボールワールドカップの金メダル候補の1チームだった。
だが、グループステージファーストラウンドでカナダ代表とラトビア代表に敗れ、まさかの敗退。
来年夏に地元パリでオリンピックを控えているフランス代表にとって、大きな失望を生んだ結果だったと言えるだろう。
NBAレジェンドのトニー・パーカーも、フランス代表の結果にひどく失望しているようだ。
パーカーはフランス代表について次のようにコメント。eurohoops.netが伝えている。
僕たちは本当に大きな失敗を経験した。
ニコラス・バトゥームと電話で長い時間話した。
1時間くらいかな。
すごく、すごく失望している。
嘘ではない。
このようなチームがファーストラウンドで敗退するなんて普通のことではない。
スペインとアメリカがファーストラウンドで敗退するところなんて見たことがない。
ただ残念だ。
なぜなら、僕たちの世代はフランスを特定のレベルに戻すためにハードに働いてきたからね。
FIBAやレフェリー、他の国々からリスペクトされるためでもあった。
だから、リスペクトを得るのはすごく難しい。
ラトビアは素晴らしい試合をした。
クレイジーなショットも何本かあったが、普通ではなかった。
失望の気持ちは今も残っている。
来年夏のオリンピックにはNBAドラフト1位選手のビクター・ウェンバニャマが代表入りするだろう。
うまくいけば、NBAを代表するスーパースターのジョエル・エンビードも加わる可能性がある。
だが、エンビードが代表入りするということは、フランスのバスケットボール連盟が手塩にかけて育ててきた選手をロスターから外さなければならない。
パーカーによると、それは簡単な選択ではないという。
大きな決断を下さなければならないだろう。
もしジョエル・エンビードやビクターのような大物を招集するなら、補完的な形にしなければならない。
我々はチームを改善しなければならない。
変化が必要だが、簡単なことではない。
もしウェンバニャマとエンビードがフランス代表入りする場合、ゴベアの代表入りが怪しくなる。
パーカーの言う「補完的な形」とは、おそらくゴベアをロスターから外す意味も含まれているのだろう。
いずれにせよ、フランス代表が今後1年間でどう調整するのか注目したいところだ。