2度のテクニカルファウルで退場のルカ・ドンチッチがレフェリーに不満「公平ではない」
スロベニア代表の一員としてFIBAバスケットボールワールドカップに出場しているNBAオールスター、ルカ・ドンチッチは、日本時間6日に行われた決勝トーナメント1回戦のカナダ代表との試合でテクニカルファウルを2度コールされ、退場を余儀なくされた。
ドンチッチはこの日、4本の3ポイントを含む26得点を記録したものの、第4Q中に2度目のテクニカルファウルをコールされて退場。
ドンチッチはファウルをコールしてもらえないことに不満を持ち続け、その結果退場を強いられたが、ドンチッチによると、レフェリーのひとりがドンチッチにファウルをコールしないことを宣告していたという。
ドンチッチはカナダ代表に敗れた後、レフェリーについて次のように指摘。eurohoops.netが伝えている。
僕が不満を感じていたのは、皆も分かったんじゃないかな。
あるレフェリーが選手のひとりにこう言ったんだ。
「我々は彼(ドンチッチ)にファウルをコールしないつもりだ。なぜなら、彼は我々に向かってくるからね」とね。
僕が何度も不満を言っていることは自覚している。
だが、そのようなことを言うのは公平ではないと思う。
ドンチッチはNBAでプレイする時と同じように、ディロン・ブルックスを中心としたカナダ代表にフィジカルなディフェンスを仕掛けられた。
ドンチッチによると、ブルックスやカナダ代表に非はなく、あくまでレフェリーのジャッジが「不公平」だったという。
僕はディロンをリスペクトしている。
彼はすごくフィジカルだ。
人々には好かれていないかもしれない。
だが、僕は彼がやっていることをリスペクトしている。
彼は本当に良いプレイをしている。
まずカナダを祝福したい。
彼らは素晴らしいプレイをし、すごくフィジカルなゲームをした。
彼らには世界最高の選手のひとりがいる。
僕はスロベニア代表チームに誇りを持っている。
全員が100%の力を出した。
頭を上げてロッカールームに戻るべきだ。
(フィリピンのファンに向け)愛を与えてくれてありがとう。
素晴らしかった。
すごくたくさんのファンがいた。
次の試合で彼らに勝利を捧げられたらと思っている。
スロベニア代表はNBA選手を中心としたカナダ代表相手に善戦したものの、第3Q中に突き放されると、ドンチッチ退場後に追い上げる場面もあったが、その度にNBA選手の力を見せつけられた。
金メダルを目指したスロベニア代表にとって残念な結果になってしまったが、彼らはオリンピックで金メダルを勝ち取るべく決意を新たにしたことだろう。
一方、ドンチッチのファウルコールへの不満については、引き続きNBAでも大きな課題のひとつとなりそうだ。