トロント・ラプターズのデニス・シュルーダー擁するドイツ代表はFIBAバスケットボールワールドカップ決勝トーナメント準決勝でNBAスターたちを擁するチームUSA相手にアップセットを起こし、決勝進出を決めた。

ワールドカップ前のエキシビジョンマッチでチームUSAに敗れたドイツ代表は、見事リベンジに成功。

だが、ドイツ代表をヘッドコーチとして指揮するゴードン・ハーバートによると、ドイツ代表の選手たちはまだ満足していないという。

ハーバートHCはチームUSAに勝利した後、次のようにコメント。eurohoops.netが伝えている。

（ドイツ代表は）スペシャルなグループだ。

一丸となってプレイした。

うまくいかない時も一丸となり続けた。

だから、今夜はこの勝利を楽しみ、日曜日（決勝戦）に備えるよ。

試合後のロッカールームでそのことを話した。

非常に大きな勝利だ。

だが、我々が我々が目指している場所にはまだ到達していない。

このチームの選手たちは金メダルを求めている。

あと1勝だ。

選手たちには今夜は楽しんでもらい、明日は切り替えて日曜日に備えるよ。

ハーバートHCによると、チームUSAとの準決勝に集中するため、カナダ代表とセルビア代表の試合は見ていないという。

どちらが勝つか分からない。

僕は決勝戦に100％集中しているが、彼ら（カナダ代表）のプレイは見ていない。

コーチ・ペシッチは素晴らしい友人であり、ヨーロッパ史上最も偉大なコーチのひとりだ。

僕が言いたいのはそれだけさ。

我々の選手たちは互いを気にかけている。

スペシャルな選手と優れた人間がたくさんいるスペシャルなチームだ。

この手柄を自分のものにするつもりはない。

選手たちの手柄だ。

ワールドカップ無敗で決勝に進出したドイツ代表は、金メダルをかけた決勝戦でボグダン・ボグダノビッチ擁するセルビア代表と対戦する。

チームUSAを倒して勢いに乗るドイツ代表と、同じくカナダ代表を下して勢いにセルビア代表。

ヨーロッパ勢の対決となった決勝戦を制すのは、果たしてどちらのチームだろうか？