NBAがロードマネジメント規制を取り入れたのは昔の選手たちの考え方を踏まえたから?
NBAは先日、ロードマネジメントを規制すべく、新たなルールを制定した。
ロードマネジメントのルールについては、「現時点では過去3シーズンにNBAオールスターに選ばれた選手、またはオールNBAチームに選ばれた選手」のみに適用されることとなったが、少なくともファンにとっては望ましい変更と言えるだろう。
ロードマネジメントは選手の怪我のリスク軽減につながるとされているが、NBAコミッショナーのアダム・シルバーによると、かつてのNBA選手たちは「休むことが怪我のリスクを高める」と考えていたという。シルバーのコメントをhoopsrumors.comが伝えている。
君たちも知っての通り、多くの年配の選手、ここで言う年配の選手とは現役を引退した選手のことだが、僕がこのリーグに初めて来た時、彼らは「休むと怪我の可能性が高まる」と信じていた。
「リズムが乱れてしまう」と信じていた。
出場時間が短かった選手もいたかもしれないが、それでもコートでプレイした。
我々はそのことも考慮したい。
一昔前と今を比較すると、スポーツ医学は格段に進歩した。
そのうえでロードマネジメントが取り入れられているのだから、おそらくロードマネジメントが怪我のリスク低下や疲労の軽減に効果的であることはすでに実証されているのだろう。
今回のルール変更がどう機能するかは分からないが、選手とファンにとってウィンウィンとなることを祈りたいところだ。