フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェイムス・ハーデンは現地25日、チームに合流したと報じられた。

ハーデンは先日のチーム練習後にヒューストンに飛び、シクサーズと別行動。

その理由については明かされていないが、ハーデンはシクサーズがロサンゼルス・クリッパーズからのトレードオファーを受け入れなかったことに腹を立て、チームと別行動したとも噂されている。

ハーデンとしては一日も早くトレードされたいところだろうが、トレードが実現するまでかなりの時間がかかるかもしれない。

エイドリアン・ウォジュナロウスキー記者によると、クリッパーズはハーデンのトレード獲得計画を一時中断したという。ウォジュナロウスキー記者にコメントをhoopsrumors.comが伝えている。

シーズンは開幕した。

クリッパーズが当面の間ジェイムス・ハーデンのトレード交渉から手を引くと、僕は聞いている。

彼らは事実上、交渉を一時中断した。

彼らはフィラデルフィアと何ヶ月もトレードを交渉してきた。

ハーデンを獲得するために彼らにとって最高のオファーを出した。

開幕した今、彼らは健康なカワイ・レナードと健康なポール・ジョージがいるチームがどうなっていくか確認するつもりだ。

クリッパーズがどこかの時点で再び交渉を始めるかもしれない。

だが、彼らはハーデン獲得を望んでいるのが彼らだけであることを分かっている。

真剣にオファーしたチームは彼らだけだ。

シーズンが進むにつれ、「我々はジェイムス・ハーデンに対する最高のオファーを逃してしまったのだろうか？」とシクサーズが感じる日が来るだろう。

クリッパーズ側とすれば、「ジェイムス・ハーデンがプレイできる試合数がどんどん減ってきているのに、なぜもっと多くの資産を追加しなければならないんだ？」という感じだ。

ハーデンはチームに合流したものの、シクサーズはハーデンにコンディショニングに取り組ませるため、開幕戦が行われるミルウォーキーには帯同させないと報じられている。

ただ、シクサーズの一員としてレギュラーシーズンゲームに出場する可能性はある。

もしハーデンが試合に出場し、NBAオールスターに値するパフォーマンスを見せることができれば、ハーデンの市場価値はある程度回復するだろう。

その場合、クリッパーズ以外にもハーデンに関心を持つNBAチームが現れるかもしれない。

だが、少なくとも多くのNBA選手がトレード対象となる現地12月15日、もしくは来年1月15日までハーデンのトレードが実現する可能性は低いと言えそうだ。