ジョシュ・ハートがグループステージゲームの得失点差について「ゲームの品位を損なう」
今季から導入されたインシーズントーナメントでノックアウトラウンドに進出するためには、得失点差も重要な鍵となる。
通常のゲームでは、試合最終盤に勝敗がすでに確定している場合はスコアリングを狙うのではなく、ポゼッションしてゲーム終了のブザーを待つ。
だが、インシーズントーナメントのゲームでは得失点差も需要な要素となるため、スコアリングを狙うケースも少なくない。
シカゴ・ブルズのデマー・デローザンやボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムなど、すでに複数のNBA選手が得失点差について不満をあらわにし、「ゲームと相手に対するリスペクトを欠いてる」などと指摘しているが、ニューヨーク・ニックスのジョシュ・ハートも彼らと同じ考えのようだ。
ハートは勝敗が決している時のスコアリングについて、次のようにコメントしたという。hoopsrumors.comが伝えている。
興味深かったが、僕は本当に気に入らない。
僕たちはまず勝利に集中している。
最後の数分間は奇妙な感じだ。
チームはある時点で得点を追い始める。
それがゲームの品位を少し損ねてしまっているんだ。
セルティックスやクリーブランド・キャバリアーズのように、第4Qの時点ですでにセーフティーリードを獲得したにもかかわらず、得失点差を広げるためにスターターをプレイさせ続けたケースも見られている。
試合の最初から最後まで真剣に取り組む選手たちを見られるのだから、NBAファンにとっては良いことだろう。
だが、現場で働く選手たちは納得できないままプレイしているのかもしれない。
選手たちからあがった声を受け、NBAが来季のインシーズントーナメントでどう対処するのか注目が集まるところだ。