ブラッドリー・ビールをチームUSAロスター候補から外したグラント・ヒル「タフだった」
USAバスケットボールのマネージングディレクターを務めるグラント・ヒルは先日、今年夏に開催されるパリオリンピックに向けた予備ロスター41選手を発表した。
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスやフェニックス・サンズのケビン・デュラント、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーなどNBAを代表するスーパースターをはじめ、東京オリンピックで金メダル獲得に貢献したメンバー、FIBAバスケットボールワールドカップに出場したメンバーが中心に選出されたわけだが、サンズのブラッドリー・ビールは選出されなかった。
ヒルは先日、ビールをチームUSAの予備ロスター41選手に含めなかった理由について質問されると、次のように答えたという。hoopsrumors.comが伝えている。
難しい選考だった。
なぜなら、我々には才能がある選手がすごく多いし、リスト入りに値する選手がたくさんいるからね。
ブラッドとは昨年夏に素晴らしい話し合いができた。
タフな決断だった。
41人に絞るのは難しかった。
正直言うと、41人になるとは思っていなかった。
もっと少なくなると思っていた。
30人くらいになると思っていたが、41人に絞るのも大変だったんだ。
さらに12人に絞るのはすごく難しいだろうね。
今から7月までの間にいろんなことが起こる可能性があるし、実際に起こるだろう。
我々は選手たちのモニターを続け、評価を続け、飛行機に乗って海外に向かう時に自分たちの現在地を確認するつもりだ。
ビールが選考から漏れたのは、怪我の影響があったと見られている。
ビールは東京オリンピックのチームUSAメンバーに選出されたものn、新型コロナウイルスの影響により出場することができなかった。
つまり、ビールはオリンピック2大会連続で不運に見舞われてしまったと言っても過言ではないだろうが、ビールはサンズをNBAチャンピオンに導くことにだけ集中しているに違いない。
なお、ビールの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 25 | 720 |
MP | 33.4 | 34.6 |
PTS | 17.1 | 22.0 |
TRB | 4.3 | 4.1 |
AST | 4.6 | 4.3 |
STL | 0.8 (キャリアワースト) | 1.1 |
TO | 2.4 | 2.5 |
FG% | 48.0% | 46.0% |
3P% | 32.4% | 37.1% |
FT% | 76.0% (キャリアワースト) | 82.1% |