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ヤニス・アンテトクンポ「何のためにNBAの顔になりたいんだ?」

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ヤニス・アンテトクンポ「何のためにNBAの顔になりたいんだ?」

ここ最近のNBA界隈では、「次の世代でNBAの顔になる選手は誰?」という議論が活発にかわされている。

25歳以下の選手で選ぶならボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムやオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが挙がるだろう。

では、今年30歳になるミルウォーキー・バックスのヤニス・アンテトクンポは、NBAの顔になることについてどう考えているのだろうか?

アンテトクンポによると、そういったランキング要素のあることに関わるつもりはないという。アンテトクンポのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。

僕はそういった世界に入ることを拒否する。

NBAの顔になるとか、オールスターになるとか、MVPになるとか、最高の選手になるとか、そういった世界に入ることを拒否する。

子どもたちを学校に連れて行く時、先生たちは僕に「君は最高のバスケットボール選手だ」とか「昨日は18本中12本だったね」とか、そんなことを言ったりしない。

僕はそういった世界には入らない。

別の世界だ。

多くの選手たちがそのために戦っているよね。

「NBAの顔になりたい」と言って戦っている。

何のためだ?

NBAの顔になったとしよう。

それで何があるんだ?

何の意味もない。

僕はそれを望んでいない。

自分の人生を送りたい。

謙虚な人生、質素な人生、シンプルな人生、静かな人生を送りたいんだ。

常にMVP候補に挙がっているドンチッチ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビード、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチも、アンテトクンポと同じようにNBAの顔になることに関心を示していない。

NBAの顔であるロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスは先日、NBAの顔になることについて「自然にそうなるのを待ち、それからどうなっていくのか見ていかなければならない」と語った。

おそらくアンテトクンポらは「NBAの顔になる」は第三者が評価するものであることを理解しているのだろう。

とはいえ、多くのファンはジェイムス、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーの次の世代のNBAの顔の議論を続けるに違いない。

なお、アンテトクンポの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。

2023-24NBAキャリア
G54773
MP35.032.7
PTS30.823.2
TRB11.29.7
AST6.4
(キャリアハイ)
4.8
STL1.41.2
BLK1.11.2
TO3.53.0
FG%61.6%
(キャリアハイ)
54.4%
3P%25.5%28.5%
FT%65.3%70.3%

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