レブロン・ジェイムスがロールプレイヤーの重要性を語る
NBAプレイオフではダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチやカイリー・アービング、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズなど、NBAスターたちのパフォーマンスに注目が集まることが多い。
だが、マブスのPJ・ワシントンとダニエル・ギャフォード、ウルブズのジェイデン・マクダニエルズとナズ・リード、インディアナ・ペイサーズのTJ・マコーネルとアンドリュー・ネムハード、ボストン・セルティックスのデリック・ホワイトなど、ロールプレイヤーたちも大きな働きをしている。
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスによると、NBAプレイオフを勝ち上がるためにはロールプレイヤーたちのステップアップが不可欠だという。
ジェイムスは先日、JJ・レディックとのポッドキャストの中でロールプレイヤーたちの働きについて次のようにコメント。lakersnation.comが伝えている。
アントマン(エドワーズ)はこのポストシーズンで素晴らしい活躍をしている。
だが、昨夜(デンバー・ナゲッツとの第7戦)はフィールドゴール24本中6本だった。
ハーフタイムの時点で2得点か4得点だったと思う。
第4Qに入ると、ナズ・リードとルディ(・ゴベア)がプレイを成功させた。
ニッケル・アレクサンダー・ウォーカーとジェイデン・マクダニエルズはシーズンを通しても大きな存在だったが、ポストシーズンではさらに存在感を放っている。
ナズ・リードは昨晩、左右のユーロステップでジョーカー(ニコラ・ヨキッチ)をかわし、オフェンシブリバウンドの時にファウルをもらい、コーナーからティップダンクを決めた。
終盤にはジョーカーのショットをブロックした。
彼の存在はすごく大きかったよね。
いま残っている4チームは、ロールプレイヤーたちが活躍しているんだ。
PJ・ワシントンもだ。
ダラスとOKCのシリーズでは、PJがファウルトラブルに陥るとOKCに少しアドバンテージがもたらされたように見えた。
彼がコートに戻ると、そのアドバンテージは失われた。
なぜなら、PJ・ワシントンがコートにいたからだ。
そして、TJ・マコーネルもだ。
彼はコーチにとって理想的な選手だ。
彼のような選手がベンチから出てくる。
彼はやっていることを正確に把握しているし、テンポをプッシュする。
アシストとターンオーバーの比率は常に高く、闘争心もある。
このポストシーズンは素晴らしい。
ストーリーは常にスター選手が中心になるが、正直言うと、これらのゲームではロールプレイヤーのMVPによって勝利がもたらされているんだ。
彼らは与えられた役割において素晴らしい仕事をしている。
役割以外のことは何もしていない。
それがこのポストシーズンであり、トップ4チームに言えることだ。
これらのトップ4チーム、インディアナ、ボストン、ダラス、ミネソタには、それぞれの役割におけるスターがたくさんいる。
彼らは毎晩それぞれの役割に徹している。
その役割において素晴らしい仕事をしている。
成功するためにスターが必要なのは間違いない
バランスを保つためにスターが1人、おそらく2人必要だ。
だが、結局のところは周りに戦士たちがいなければならないんだ。
レイカーズにはジェイムスとアンソニー・デイビスというNBAスターがいる。
ジェイムスの哲学を踏まえるなら、レイカーズが成功するためには彼らの周りに戦士を揃えなければならないだろう。
おそらくシューター、ディフェンダー、ダーティーワークを厭わないタフな選手が必要と思われるが、もしレディックがレイカーズのヘッドコーチに就任すれば、第3のNBAスターを追い求めるのではなく質の高いロールプレイヤーを充実させることになりそうだ。