スティーブ・バルマーがNBAに「調査を強く求める」

ロサンゼルス・クリッパーズのオーナー、スティーブ・バルマーは、チームのサラリーキャップの問題を回避するため、カワイ・レナードにアスピレーションと架空のスポンサー契約を結ばせた疑惑が持たれている。
NBAはこの問題をリーグの調査機関だけでなく、大手法律事務所にも依頼したというが、バルマーも徹底調査を望んでいる模様。
バルマーによると、今回の件の問題点をはっきりさせるためにも、NBAに徹底調査を求めるという。バルマーのコメントをeurohoops.netが伝えている。
サラリーキャップ回避に関するルールは、リーグにとって重要だ。
だからこそ、リーグには調査を強く求める。
彼ら(アスピレーション)は詐欺を働いた。
聞いてくれ。
彼らは僕を騙した。
僕は彼らに投資した。
誠実な会社だと思っていた。
だが、結局騙された。
彼らがあんなことをするとは予測できなかったし、ましてやカワイと契約するなんて予測できなかった。
僕も、僕のスタッフも、主に彼らの財務諸表を精査した。
見抜くべきだったのか?
確かに見抜けなかったのは恥ずかしい。
バカみたいだ。
だが、実際に見抜けなかったんだ。
カワイとの件(レナードとクリッパーズの契約)も、アスピレーションとの件も、我々はすべて終えていた。
契約はすでにまとまっていた。
その後、彼らから「カワイを紹介してほしい」と言われた。
ルール上、我々はスポンサーに選手を紹介することはできる。
ただ、(契約に)関与することはできない。
今回の告発は事実ではない。
僕にとって最も重要なのは、一連のやり取りにおいて我々は常に正しいことをしてきたという点だ。
カワイのビジネスはカワイのビジネスだ。
我々は常に正しいことをしてきた。
アスピレーション創業者のジョセフ・サンバーグは先日、会社の価値を不当に引き上げ、投資たちから合計2億4300万ドルを巻き上げた罪を認めた。
クリッパーズは調査に全面的に協力するとしているが、果たしてNBAはどのような結論を出すのだろうか?