ビンス・カーター「チャンピオンリングのために魂は売らない」
アトランタ・ホークスのビンス・カーターは、今季限りで現役生活の幕を下ろす。
キャリアを通して多くのチームでプレイし、NBAを代表するスコアラーのひとりとして活躍したものの、チャンピオンリングには届かなかったカーター。
だが、カーターが何より重要視していたのはチャンピオンシップではなく、コート上で自身のパフォーマンスを見せるということだったのかもしれない。
カーターによると、チャンピオンリングを獲得するために自身の信念を曲げ、魂を売るような真似はしたくなかったという。カーターのコメントをBleacher Reportが伝えている。
リングのために魂を売るつもりはない。
僕が言いたいのはこうだ。
43歳になってもコートの上に立ち、戦うことができているし、プレイできているし、僕にできることをできている。
チャンピオンを狙えるチームに行ったとしても、プレイできるという保証はない。
十分な出場時間をもらえる保証はないんだ。
僕にどうにかできることではないよね。
ただ座り、声を出し、自分のスキルをコートで見せることができない。
それを受け入れられないほどゲームを愛しすぎてしまったのさ。
常に自身の信念に従い、突き進んできたカーター。
彼のメンタリティは多くのNBAプレイヤーたちに受け継がれていくことだろう。
なお、今季のカーターは60試合に出場し、平均14.6分のプレイで5.0得点(キャリアワースト)、2.1リバウンド、0.8アシスト(キャリアワースト)、0.4スティール(キャリアワースト)、FG成功率35.2%、3P成功率30.2%を記録。
キャリアを通してトロント・ラプターズ、ニュージャージー・ネッツ、オーランド・マジック、フェニックス・サンズ、ダラス・マーベリックス、メンフィス・グリズリーズ、サクラメント・キングス、ホークスでレギュラーシーズン通算1541試合に出場し、平均30.1分のプレイで16.7得点、4.3リバウンド、3.1アシスト、1.0スティール、FG成功率43.5%、3P成功率37.1%を記録した。
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