ラリー・ナンスJr「シーズンに戻らないことに理解を示してもらいたい」
NBAはシーズン再開へ向けさまざまなオプションを探っている。
先日は制限付きではあるもののチームの練習施設を開放し、個別練習が可能になった。
これはシーズン再開へ向けた大きな一歩と言えるだろう。
だが、中には健康を損なうリスクを恐れ、シーズンが再開したとしてもプレイしたくない選手もいる模様。
そのひとりが、クリーブランド・キャバリアーズのラリー・ナンスJrだ。
ナンスJrによると、試合をパスすることにも理解を示してもらいたいという。ナンスJrのコメントをcavsnation.comが伝えている。
戻ることに不安を感じている選手が(残りのシーズンを)パスすることに、理解を示してもらいたい。
健康に見えたとしても、中には見えない問題があるかもしれないからね。
我々は和解し、選手たちがどのようなシェイプでいるべきかは分かっている。
それが他の人のためにならない可能性があることを考えたい。
ただ、皆は知らないだろうけれど、僕は今でも怖いし、移りたくないんだ。
ナンスはクローン病という持病を患っているため、他から移されるリスクが比較的高く、ルディ・ゴベールに陽性反応が出た時は恐怖を感じたという。
医師に相談したことで恐怖心は若干和らぎ、最近はキャブスの練習施設で個人練習をスタートしたというナンスJr。
万全の準備をしたうえでシーズンを再開したとしても、彼のようにリスクが高いと思われる選手は恐怖心を抱きながらプレイする羽目になるだろう。
NBAには彼らに対するケアも求められるところだ。
なお、ナンスJrはプロスポーツとしていち早く再開したドイツのブンデスリーガの試合を観戦し、こう話した。
どんなことが起きるのかモニターしている。
選手たちがどう反応するのか見てみたが、それでも多くの接触が見られた。
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