メッタ・ワールドピース「レイカーズの練習を混乱させてしまった」
元NBAプレイヤーのメッタ・ワールドピースはヒューストン・ロケッツに所属していた2008-09シーズン、ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントと激しいバトルを繰り広げた。
プレイオフではブライアントに詰め寄り、退場処分を命じられたワールドピース。
そしてその夏、ワールドピースはブライアント擁するレイカーズに加わった。
因縁の相手とチームメイトになったわけだが、ワールドピースの中のわだかまりはレイカーズ移籍後も残っていたのかもしれない。
ワールドピースによると、レイカーズのチーム練習時にブライアントとフィル・ジャクソンHCにトラッシュークをけしかけ、まるでチームメイトではないかのように振る舞ってしまったという。
ワールドピースは当時を振り返り、次のようにコメント。the Los Angeles Timesが伝えている。
ある日の練習中、僕は練習全体を混乱させてしまった。
なぜなら、彼らに「メッタがこのチームにいる。彼はリングを持っていない。我々はリングを持っている。彼は究極の敬意を払って我々に加わらなければならない」と思わせたくなかったからね。
リスペクトはしていたよ。
ただ、僕は戦わなければならなかったし、戦いたかった。
僕は彼らに負けて終わってしまったんだ。
ワールドピースによると、練習中に憤慨していたところ、ジャクソン球団社長に「ロニー(当時はロン・アーテスト)、もういいだろう」となだめられたという。
ワールドピースに詰め寄られたブライアントは一歩も引かなかったというが、その経験があったこそケミストリーを高めることができたのかもしれない。
なお、ワールドピースはNBAキャリアを通してシカゴ・ブルズ、インディアナ・ペイサーズ、サクラメント・キングス、ロケッツ、レイカーズ、ニューヨーク・ニックスでレギュラーシーズン通算991試合に出場し、平均31.7分のプレイで13.2得点、4.5リバウンド、2.7アシスト、1.7スティール、FG成功率41.4%、3P成功率33.9%を記録した。
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