パスカル・シアカムがシクサーズ戦のカワイ・レナードの決勝ジャンパーを振り返る
スーパースターのカワイ・レナードはトロント・ラプターズの一員としてプレイした昨季のカンファレンスセミファイナル第7戦、コーナーからタフなジャンパーを沈め、チームを勝利に導いた。
昨季のプレイオフを振り返るうえで絶対に外せない名場面であり、歴史に残る決勝弾となったわけだが、コートに立っていたパスカル・シアカムはレナードのジャンパーの行方をドキドキしながら見つめていたようだ。
シアカムはレナードの決勝ジャンパーを振り返り、次のようにコメント。SportsNetが伝えている。
僕はコートに立ち、ボールのバウンドをただ見ていた。
何度バウンドしたかは分からないけれど、君たちが言っているように12回かもしれないね。
そして入ったんだ。
おもしろいことのひとつが、リング下にいたサージ(・イバカ)さ。
彼はリバウンドを狙おうとしていたのだと思う。
ボールがバウンドし続け、サージはジャンプに備えていたのだけれど、僕は彼を見て「サージ、頼むからジャンプしないでくれ。ゴールテンディングはいらないんだ」という感じさ。
信じられない瞬間だったよ。
あの瞬間はこれからも思い出すだろうね。
フィラデルフィア・セブンティシクサーズに劇的勝利を収め、勢いに乗ったラプターズは、カンファレンスファイナルでミルウォーキー・バックスを4勝2敗で下すと、ファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズに4勝2敗で勝利し、フランチャイズ初となるNBAチャンピオンに輝いた。
残念ながらレナードは離れてしまったが、シアカムにはレナードのようなタフショットを決め、ラプターズを牽引する働きを期待したいところだ。
なお、今季のシアカムは53試合に出場し、平均35.5分のプレイで23.6得点(キャリアハイ)、7.5リバウンド(キャリアハイ)、3.6アシスト(キャリアハイ)、1.0スティール(キャリアハイ)、FG成功率45.9%(キャリアワースト)、3P成功率35.9%を記録。
キャリアではレギュラーシーズン通算269試合に出場し、平均25.9分のプレイで12.7得点、5.6リバウンド、2.3アシスト、0.8スティール、FG成功率50.4%、3P成功率33.3%を記録している。
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