ジョージ・カールがデマーカス・カズンズとの対立を振り返る
元オールスターセンターのデマーカス・カズンズは、2016-17シーズン中のトレードでサクラメント・キングスを離れ、ニューオーリンズ・ペリカンズへ移籍した。
そのきっかけとなったとされるのが、2014-15シーズン途中にキングスのヘッドコーチに就任したジョージ・カールとの対立だ。
カズンズとカールの関係は、カールが「全員がトレード対象になり得る」と発言したことがきっかけで悪化。
そして2015年11月、強豪サンアントニオ・スパーズに大敗した後、カズンズとカールの関係はさらに悪化した。
当時カズンズのエージェントを務めていたヴァンス・ウォルバーグによると、カズンズは屈辱的な敗戦を喫した後、「君は自分のことを殿堂入りコーチだと思っているんじゃないか?」などとカールを汚い言葉で罵ったという。
ウォルバーグとカールは当時を振り返り、次のようにコメント。NBC Sportsが伝えている。
ヴァンス・ウォルバーグ:
サンアントニオと対戦した後のあの夜にロッカールームで起きたことは、私の人生の中で見たことがないものだった。
おそらく最も失礼かつ最悪の出来事だった。
ジョージ・カール:
あの試合の後、私とデマーカスは対立した。
その翌朝、我々は長く真剣な話をした。
我々はこれを勝利に変えることができるとね。
我々はデマーカスに2試合もしくは3試合の出場停止処分を科さなければならなかった。
そうすれば、ボスになれないということを彼が気付くかもしれなかったからだ。
その後、カズンズは自身の行為を反省し、公の場での謝罪を申し出たという。
だが、両者の関係は修復不可能なほど崩壊してしまっていた。
そして、カールは2015-16シーズンまでキングスを指揮したものの、結果を残すことができずに解任。
カズンズはその約半年後、トレードで放出されることになった。
なお、トレード後のカズンズは度重なる怪我に苦しめられており、現在はどのチームにも所属していない。
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