ジョージ・ヒル「今はバスケのことは気にしていない」
ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは先日、オーランドでのNBAシーズン再開案を支持しない考えであることを明かした。
世界中に広がりを見せている抗議活動のほうが重要だと考えているためだ。
アービングの考えに賛同するNBAプレイヤーも多いというが、ミルウォーキー・バックスのベテランガード、ジョージ・ヒルも、今はバスケットボールより大きな問題に直面していると感じているという。
ヒルはNBAシーズン再開について次のようにコメント。ESPNが伝えている。
このような状況が始まってから毎日働き、自分の身体やゲームのことを考えていた。
だが全体としては、今はバスケットボールのことはあまり気にしていない。
最後に考えるのがバスケットボール。
今はバスケットボールより、人生の中で取り組むべき大きな問題、大きなことがあると考えているんだ。
バスケットボールコートにおいて自分にどんな影響が及ぶかは分からない。
フィジカルの面を考えると、この期間を通して努力してきた。
シーズン中断が発表されて以降、僕は1日も休んでいない。
フィジカル面は素晴らしい状態さ。
だが、メンタル面ではもう少し取り組まなければならないことがある。
僕は何百万ドルももらい、高いレベルでパフォーマンスしている。
だから「お金をもらっているのだから、我慢してやらなければならない」という感じかもしれないね。
だがその一方で、「聞いてくれ。僕はバスケットボールが大好きだ。僕の一部だからね。しかし、僕のすべてではないんだ」とも思っている。
若い黒人プロフェッショナルアスリートとして、僕にはこの変化を養護する責任があるんだ。
抗議活動の意義については、NBAプレイヤー全員が同じ考えを持っていると言えるだろう。
だが、抗議手段には違いがあり、レブロン・ジェイムスやオースティン・リバースのようにバスケットボールというプラットフォームを利用して社会に訴える者もいれば、アービングやドワイト・ハワードのようにバスケットボールより抗議活動を優先すべきと主張する者もいる。
この状況に対し、NBAがどう動くのか注目が集まるところだ。
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