オクラホマシティ・サンダーはファーストラウンド第6戦でヒューストン・ロケッツに競り勝ち、シリーズを3勝3敗のタイに戻した。

サンダーを勝利に導いたのは、クラッチタイムで絶大な力を発揮しているクリス・ポールだろう。

だが、ベテランフォワードのダニーロ・ガリナリも重要な場面でショットを決め、4本の3Pを含む25得点の活躍で勝利に大きく貢献した。

平均18.7得点のガリナリが25得点をマークできたのは、ビリー・ドノバンHCの戦略があったからなのかもしれない。

ドノバンHCによると、シリーズ第6戦では通常よりガリナリをオフェンスに加える戦略を遂行したという。ドノバンHCのコメントをclutchpoints.comが伝えている。

ガロをいつもより（オフェンスに）巻き込もうとした。

彼にハイスクリーンをセットさせた。

彼らがスイッチしてくるのは分かっていたから、高い位置にガロを置き、フロアのスペースを確保しようとしたんだ。

フロアを管理することができた。

どんなに偉大なオフェンシブプレイヤーでも、スペースがなければ効果的なオフェンスを繰り広げるのは難しいんだ。

ロケッツは超スモールラインアップを展開しているため、ガリナリはサイズでアドバンテージを得ることができる。

シリーズ第7戦ではロケッツも対処してくるだろうが、ガリナリがカギとなるのは間違いないだろう。

どちらも一歩も引かない激戦となったファーストラウンドを制すのは、果たしてどちらのチームだろうか。

カンファレンスセミファイナル進出をかけた運命の第7戦は、現地1日に行われる。