タイラー・ヒーロー「このロスターならどのチームとも戦える」
クリーブランド・キャバリアーズやミルウォーキー・バックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ブルックリン・ネッツといったイースタン・カンファレンスのNBAタイトルコンテンダーがトレードでロスターを調整したのに対し、現在イースト首位のマイアミ・ヒートはロスターをまったく動かさなかった。
ヒートは現在5連勝中であり、今のロスターがフィットしているのは間違いないだろうが、ロスターを調整することでさらにギアを上げることもできた。
では、なぜヒートはトレード期限までにロスターを調整しなかったのだろうか?
NBAキャリア3年目のタイラー・ヒーローによると、ヒートは過去数年にわたってロスターを整えてきたため、トレードでロスターを調整する必要がなかったという。
ヒーローはヒートについて次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
チームの全員が今季は安全だと思っていた。
過去数年にわたり、僕たちにはかなり重要な動きがあった。
人々は僕たちが何をしようとしているのか分からなかったんじゃないかな。
僕たちはイースト首位だ。
オフシーズン中にすべての動きは済ませたと思うし、このロスターならどのチームとも戦えると思う。
だから僕たちは動かなかったのさ。
ヒートはポイントガードのポジション強化に動くと見られていたものの、NBAキャリア3年目のゲイブ・ビンセントが急成長していることにより、ポイントガードの問題は解決した。
また、元NBAオールスターのビクター・オラディポが復帰すれば、ヒートのスコアリングはさらに強化されるだろう。
2020年にNBAファイナルに進出したものの、レブロン・ジェイムスとアンソニー・デイビス擁するロサンゼルス・レイカーズに敗れ、NBAタイトルを獲得できなかったヒート。
安定したロスターでNBAプレイオフに突き進むヒートにとって、今季はNBAタイトル獲得最大のチャンスのシーズンとなりそうだ。
なお、ヒーローの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2021-22 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 46 | 155 |
平均出場時間 | 32.7 | 30.0 |
平均得点 | 20.0 (キャリアハイ) | 16.0 |
平均リバウンド | 4.8 | 4.6 |
平均アシスト | 3.9 (キャリアハイ) | 3.1 |
平均スティール | 0.6 (キャリアハイタイ) | 0.6 |
平均ターンオーバー | 2.8 | 2.0 |
FG成功率 | 42.7% (キャリアワースト) | 43.1% |
3P成功率 | 37.4% | 37.5% |
フリースロー成功率 | 87.9% (キャリアハイ) | 85.2% |
コメントを残す