ジョエル・エンビードは策士?ペテン師?
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードは、今季のMVP最有力候補のひとりだ。
スコアリングタイトル争いでもトップを走っているエンビードが、今のNBAで最も止めるのが難しい選手のひとりであるのは間違いないだろう。
一方、エンビードのファウルをもらってフリースローでスコアリングを重ねるスタイルには賛否両論ある。
時にはフロッピングのように見えることがあるものの、エンビードは勝負がかかった場面ではいかなる手段も厭わない精神を備えているのかもしれない。
fadeawayworld.netによると、エンビードの元チームメイトであるJJ・レディック、アミール・ジョンソン、ジャスティン・アンダーソン、現チームメイトのジョージ・ニアン、シクサーズの理学療法士キム・キャスペアは、先日の退団の中でエンビードのあるエピソードを明かしたという。
ジャスティン・アンダーソン:
「僕たちはポーカーで遊んでいた。あの男は最大のハッタリ野郎さ」キム・キャスペア:
「ジョエルの心理は読めない。絶対にね」アミール・ジョンソン:
「ポーカーの時、彼は常にチップをすべて賭ける(オールイン)。カジノにいた時もそうだったし、他の人たちと対戦する時もそうだ。皆が彼に腹を立てる。なぜなら、彼は毎回『オールイン』と宣言するからね」ジャスティン・アンダーソン:
「彼は激しくブラフをかけてくる。ブラフをかけた後にブラフをかけたと言ってくる。ポーカーでは冷静さを保つのがエチケットだ。彼にはそれがまったくない。ブラフをかけた後、彼はすぐにこう言うんだ。『ブラフだ。君はバカだな。ハハハ。見てみろよ』とね」JJ・レディック:
「僕たちがジョーと初めてカードゲームで遊んだ時、彼はまるでルールを知らないように振る舞っていた。だが、知っているのは明らかだった。それなのに彼は無邪気に、ドジな男のように振る舞っていた。そして突然ビッグスポットで勝ちをさらっていくんだ。彼には常に裏があるのさ」ジョージ・ニアン:
「僕がカンザスでカンザス大学と対戦した時のことだ。試合の大半は僕たちがリードしていたと思うが、彼らに逆転されてしまった。フリースローの時、僕はジョエルの隣に立っていた。アンドリュー・ウィギンスがフリースローを決めると、ジョエルは僕を見て、『どうだ!こういうことだ!』といった感じさ。『このクソ野郎』と思ったよ」
策士として、ペテン師としてあらゆる手段を講じ、ただひたすらに勝ちを狙いに行くエンビード。
エンビードに「してやられた」と感じている被害者たちは「エンビード被害者の会」を結成できるほどかなりの数いることだろう。
先日「NBAチャンピオンとスコアリングタイトルどちらも手にしたい」と語り、強欲ぶりを垣間見せたエンビードは、これからもあらゆる手段で勝ちを狙い続けるに違いない。
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