ジョエル・エンビード「ラプターズファンは僕の心を変えた」
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードは、トロント・ラプターズとのNBAプレイオフ・ファーストラウンド第6戦でラプターズファンから「ファッ○・エンビード!」と強烈なチャントを浴びた。
エンビードが第3Q中にクリス・ブーチェと一触即発の状況になったためだ。
そして第4Q終盤、エンビードはリードを29点に広げるダンクを決めると、両腕を広げてエアプレーンセレブレーションを披露。
その直後にパスカル・シアカムと接触し、眼窩骨折と軽い脳震盪を起こしてしまった。
通常であれば、敵対するチームのファンとはいえ、負傷してロッカールームに戻る選手を拍手で激励するものだが、ラプターズファンは大歓声をあげた。
これによりエンビードのラプターズファンに対する印象は変わってしまったのかもしれない。
larrybrownsports.comによると、エンビードはマイアミ・ヒートとのカンファレンスセミファイナル第3戦を終えた後、ラプターズファンについて次のように指摘したという。
彼ら(ラプターズ)には素晴らしいファンがいる。
僕は常にそう思っていた。
だが、彼らは僕の心を変えてしまった。
僕がエアプレーンセレブレーションをしたから、彼らは怒り狂ったんだろうね。
エンビードが負傷した時、ラプターズの実況アナウンサーも歓喜の声をあげていたという。
エンビードは2019年のNBAプレイオフでラプターズと対戦した時、カワイ・レナードに逆転弾を許し、涙を流した。
エンビードにとってトロントは苦い思い出がある地だが、今回の件でエンビードのラプターズファンに対する敵対心は強まってしまったのかもしれない。
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