フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードは、満身創痍の状態で戦っている。

親指の靭帯損傷や眼窩骨折を負いながらもNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナル第3戦で復帰し、シクサーズを勝利に導いたエンビード。

シリーズ第3戦の後半で21得点を記録したタイリース・マキシーによると、エンビードは強い意志と勝利への欲求を持っているという。

マキシーはエンビードについて次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。

ロッカールームで彼のマスクと一緒に「21」が掲げられたのを見て、すごく嬉しかった。

彼はソルジャー。

彼はソルジャーだ。

親指、マスク、脳震盪、眼窩骨折。

マスクを着けているから、なおさらひどく見える。

彼には逆境に立ち向かう力がある。

彼は理由があるからMVPだ。

彼が注目されるのは、僕たちにとって素晴らしいことさ。

彼の意志と勝利の意欲を表しているんだ。

シクサーズはマイアミ・ヒートとの第1戦と第2戦でバム・アデバヨを抑えることに苦労したが、エンビードが復帰した第3戦はアデバヨを9得点、FG成功率22.2％（2/9）に封じることに成功した。

エンビードは第4戦でも攻守にわたってシクサーズを牽引し、シリーズをタイに戻すために全力を尽くすに違いない。

なお、エンビードの今季レギュラーシーズンとNBAプレイオフのスタッツは以下の通りとなっている。

–	レギュラーシーズン	NBAプレイオフ
出場試合数	68	7
平均出場時間	33.8	38.6
平均得点	30.6	25.0
平均リバウンド	11.7	11.3
平均アシスト	4.2	2.1
平均スティール	1.1	0.4
平均ブロックショット	1.5	0.9
平均ターンオーバー	3.1	3.4
FG成功率	49.9％	50.9％
3P成功率	37.1％	19.0％
フリースロー成功率	81.4％	82.6％