賞金首となったエネス・カンター・フリーダム「引き下がるつもりはない」
元NBA選手のエネス・カンター・フリーダムは先日、トルコ政府から50万ドルの懸賞金をかけられた。
これまではトルコ政府の諜報機関がカンター・フリーダムを追っていたが、今後は懸賞金目的に一般人がカンター・フリーダムを追う可能性が高まったわけだ。
だが、カンター・フリーダムが引き下がることはない模様。
カンター・フリーダムは現状について次のようにコメントしたという。washingtonexaminer.comが伝えている。
引き下がるつもりはない。
僕が何かを話すと、世界中に広がる。
トルコ政府はそれを嫌がっている。
彼らは僕を黙らせるためならどんなことだってやるだろう。
彼らは僕の父を牢屋に入れたが、うまくいかなかった。
そして今、僕の頭に懸賞金をかけている。
文字通りあらゆる手段を試しているんだ。
僕の家族は嫌がらせを受けていた。
僕の発言が大きく影響してしまったんだ。
彼らとは連絡を取り合っていない。
なぜなら、メールやスカイプなど連絡手段はあるが、その翌日には牢屋に入れられるからね。
カンター・フリーダムによると、トルコ政府から懸賞金がかけられたことを知った時はバチカン市国で子どもたちのバスケットボールの試合を観戦しているところで、すぐにアメリカに帰国してFBIに相談したという。
トルコは今年末に選挙を控えている。
国内の経済情勢は決して良くなく、カンター・フリーダムとしてはエルドアン政権転覆を期待したいところだろうが、トルコの政治に詳しい人々と話しているというカンター・フリーダムは、以下のように語っている。
彼らはこう言っていた。
「エルドアンは選挙に勝つためならどんなことだってやるだろう。彼は不正するつもりだ。彼はカオスを生み出すだろう。だから、我々は彼が負けるとはまったく思っていない。覚悟しなければならない」とね。
つまり、カンター・フリーダムの命が脅かされる日々はまだまだ続くだろう。
彼に安息の日が早く訪れることを祈るばかりだ。
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