ニューヨーク・ニックスの元NBAオールスターポイントガード、デリック・ローズは、現地9日までにトレードされると見られていた。

ローズにはミルウォーキー・バックスやサクラメント・キングスなど複数のNBAチームが関心を持っていたというが、ニックスはローズをキープ。

また、ニックスはトレードでジョシュ・ハートを獲得したため、ローズがローテーションに復帰する可能性はますます低くなったと言えるだろう。

だが、ローズはニックスでの役割を理解し、チームメイトたちのために最善を尽くそうとしているようだ。

ローズは自身の状況について次のようにコメント。nydailynews.comが伝えている。

僕は今もここにいる。

僕のマインドは、「OK、僕はここにいる」だ。

僕の役割は何も変わっていない。

このチームに集中しているし、チームメイトたちと話をしている。

メンターとして話をし、リーダーとしての役割を果たしているんだ。

現状に満足している。

なぜかって？

僕がベンチで怒り狂っているように見えるかい？

もし怒り狂っているなら、僕はそれを隠さないよ。

ローズはバイアウトでニックスを離れ、他のNBAチームに移籍することもできる。

だが、現時点ではバイアウトについて考えておらず、リーダーとしてチームをまとめることに専念しているという。

年が明けて以降、ローズは一度もコートに立っていない。

だが、腐ることなくチームのために最善を尽くしているローズの姿は、ニックスの若手選手たちに良い影響を与えることだろう。

なお、ニックスを指揮するトム・ティボドーHCは、ローズについて次のように語っている。

僕は常に彼にとって最善となることを望んでいる。

また、彼がチームのために多大な犠牲を払っていることを知っている。

だが、彼がチームにいることは我々にとって素晴らしいことだ。

彼は素晴らしいメンターであり、素晴らしいチームメイトさ。

たくさんのことを経験し、NBAをすごく良く理解しているんだ。

彼は常にチームファーストの男。

だから僕は彼が大好きなんだ。

彼にはここにいてほしい。

僕の近くにいてほしい。

なぜなら、彼はチームにものすごくポジティブな影響をもたらしてくれるからね。