ウォリアーズのオーナーがクリス・ポールのトレードを振り返る「懐疑的だったが理にかなっていた」
ゴールデンステイト・ウォリアーズはこのオフシーズン中にジョーダン・プールをトレードで放出し、元NBAオールスターポイントガードのクリス・ポールを獲得した。
このトレードには賛否両論あるが、ウォリアーズのオーナーを務めるジョー・レイコブによると、当初はさらなる成長が期待できるプールをトレードし、大ベテランのポールを獲得することに懐疑的だったという。
レイコブはポールのトレードを受け入れた理由について、次のように説明。hoopsrumors.comが伝えている。
クリス・ポールのトレードの話を初めて聞いた時、僕は「本当にやるのか?」という感じだった。
可能性は非常に低いように思えた。
だが、考えれえば考えるほど、選択肢を検討すれば検討するほど、彼は素晴らしい選手であり、常にチームメイトたちを高めてきたことが分かった。
彼はチャンピオンになったことがない。
だが、我々のチームで成し遂げるかもしれない。
もし我々と一緒に成し遂げることができたら、彼のキャリアにおいて素晴らしいストーリーのエンディング、もしくはエンディングに近いものになるだろうね。
考えれば考えるほど、少なくとも短期から中期にかけては本当に意味があると思った。
長期的な問題については否定しない。
我々はジョーダン・プールという素晴らしい資産を手放したのだからね。
彼はおそらくこのリーグで10年はプレイできるだろう。
おそらくもっと成長するだろう。、
これについては、短期的に見るか、長期的に見るかということだった。
だが、理由はたくさんあった。
バスケットボールの理由があったし、財政面の理由もあった。
それらを踏まえると、理に叶っていたんだ。
ウォリアーズはクレイ・トンプソンだけでなく、スティーブ・カーHCとの契約交渉も控えている。
ポールの来季の契約は保証されていないため、少なくともプールをキープするよりも財政面の柔軟性は得られるだろう。
レイコブによると、トンプソンだけでなくカーHCともすでに契約の話を始めているというが、まずはウォリアーズが来季どのような成績を収めるかに注目が集まるところだ。
なお、ウォリアーズの現時点のロスターは以下の通りとなっている。
選手 | キャリア | 備考 |
---|---|---|
ステフィン・カリー | 14 | 2026年完全FA |
ドレイモンド・グリーン | 11 | 2026年プレイヤーオプション |
トレイス・ジャクソン・デイビス | 0 | 2026年チームオプション |
コリー・ジョセフ | 12 | 2024年完全FA |
ジョナサン・クミンガ | 2 | 2024年チームオプション |
ケボン・ルーニー | 8 | 2025年完全FA |
モーゼス・ムーディー | 2 | 2024年チームオプション |
クリス・ポール | 18 | 2025年完全FA |
ゲイリー・ペイトンⅡ | 7 | 2024年プレイヤーオプション |
ブランディン・ポジェムスキー | 0 | 2025年チームオプション |
レスター・キニョネス | 1 | 2024年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
ダリオ・サリッチ | 7 | 2024年完全FA |
クレイ・トンプソン | 12 | 2024年完全FA |
アンドリュー・ウィギンス | 9 | 2026年プレイヤーオプション |