パトリック・ベバリーがレイカーズ時代を振り返る「ラッセル・ウェストブルックを先発起用すべきだった」
ロサンゼルス・レイカーズは昨季開幕後3試合で元NBAオールスターポイントガードのラッセル・ウェストブルックをスターターに起用した。
カイル・クーズマなど貴重な資産を放出してウェストブルックを獲得したのだから、レイカーズとしてはウェストブルック、レブロン・ジェイムス、アンソニー・デイビス体制でNBAタイトルを奪還したかったところだろう。
だが、レイカーズは開幕3連敗を喫すると、指揮官のダービン・ハムHCはウェストブルックを先発から外し、シックスマンとして起用した。
しかし、昨季途中までレイカーズでプレイしたパトリック・ベバリーによると、レイカーズがウェストブルックを先発から外したのは間違いだったという。
ベバリーは当時を振り返り、次のようにコメント。lakersnation.comが伝えている。
彼ら(レイカーズ)は僕、オースティン(・リーブス)、ラス、レブロン、ADを先発起用すべきだった。
そうすれば、ラスに対するすべてのビーフは起こらなかったかもしれないね。
過度に管理したり、過度にコーチングしたりせずにチームを運営する方法はある。
時にはドミノを並べなければならないこともある。
僕はそう思っていた。
ラスにとっては悪いことだと思っていた。
彼はあのチームにおいて最もハードにプレイする選手だったんだ。
そう指摘したベバリーだが、ウェストブルックは2021-22シーズンに出場したすべての試合にスターターとして起用されたものの、十分な結果を残すことができなかった。
ヘッドコーチがハムに変わったものの、レイカーズの状況は2022-23シーズン途中まで変わらなかった。
ウェストブルックを先発起用し続けたとしても、おそらく改善することはなかっただろう。
それを踏まえると、ウェストブルック放出したトレードは、レイカーズはもちろんウェストブルックにとってもウィンウィンだったと言えそうだ。
なお、ウェストブルックのレイカーズ時代とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | レイカーズ | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 130 | 1094 |
MP | 32.1 | 34.3 |
PTS | 17.4 | 22.4 |
TRB | 6.9 | 7.3 |
AST | 7.2 | 8.4 |
STL | 1.0 | 1.6 |
TO | 3.7 | 4.1 |
FG% | 43.4% | 43.8% |
3P% | 29.7% | 30.5% |
FT% | 66.2% | 77.8% |