ケニオン・マーティンがディフェンスの弱体化を招いたNBAを批判?「誰もがスコアリングできるが・・・」
NBAはゲームをよりフェアにするため、定期的にルールを調整している。
来季はフロッピングルールなどいくつか変更があるが、長いスパンで見ると、NBAゲームは一昔前と比べて様変わりしたと言っても過言ではないだろう。
元NBAスターのケニオン・マーティンによると、NBAがディフェンスのルールを変更したことにより、試合を見るのがつまらなくなったという。マーティンのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
今の試合を見るのは難しい。
なぜなら、(ディフェンスが)相手に抵抗することがなくなったからね。
昨季は何人が平均30得点を記録したんだ?
6人か7人くらいか?
前代未聞だ。
誰もがスコアリングできる。
だが、誰もが優れた選手であるわけではない。
昨季のNBAで平均30得点以上を記録したのは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビード、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アンテトクンポ、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムだ。
接触が厳しいNBAのルールの中で、ディフェンダーがスコアラーたちを封じるのは簡単ではないだろう。
NBAが昔のようなルールに戻すことはないだろうが、マーティンのようなタフな時代を生き抜いた元NBA選手たちにとって、今のNBAゲームが物足りなく映ってしまうのかもしれない。
なお、NBA2022-23シーズンの平均得点ランキングトップ10選手は以下の通りとなっている。
順 | 選手 | チーム | 試合数 | 平均得点 |
---|---|---|---|---|
1 | ジョエル・エンビード | PHI | 66 | 33.1 |
2 | ルカ・ドンチッチ | DAL | 66 | 32.4 |
3 | デイミアン・リラード | POR | 58 | 32.2 |
4 | シェイ・ギルジアス・アレクサンダー | OKC | 68 | 31.4 |
5 | ヤニス・アンテトクンポ | MIL | 63 | 31.1 |
6 | ジェイソン・テイタム | BOS | 74 | 30.1 |
7 | ステフィン・カリー | GSW | 56 | 29.4 |
8 | ケビン・デュラント | PHX | 47 | 29.1 |
9 | レブロン・ジェイムス | LAL | 55 | 28.9 |
10 | ドノバン・ミッチェル | CLE | 68 | 28.3 |