全米女性団体がNBAのケビン・ポーターJrへの対処を批判「容認するのか?それとも責任を追求するのか?」
ヒューストン・ロケッツのケビン・ポーターJrが起こした問題が波紋を呼んでいる。
ガールフレンドの元WNBA選手に暴行を加えたことにより逮捕・起訴されたポーターJrは、特に女性から強烈にバッシングされているというが、全米女性団体も声をあげた模様。
全米女性団体の会長は、調査結果を待っているNBAとロケッツに向け、次のようなメッセージを放ったという。TMZが伝えている。
NBAとヒューストン・ロケッツには選択肢がある。
容認するか、非難するかだ。
NBAはトレードを許可し、こういった行為を容認するのだろうか?
それともDVに立ち向かい、選手に対して責任を追求するのだろうか?
カイスレ・ゴンドレジックは重傷を負って入院した。
どのチームがケビン・ポーターJrを引き取るかという議論にすべきではない。
DVの重罪を犯した彼をどうやってリーグから外すかという議論にすべきだ。
全米女性団体だけでなく、ヒューストンを拠点にDV根絶活動を展開しているヒューストン地域女性センターも、NBAがポーターJrに厳しい処分を下すことを要求している。
我々はNBAや他のプロリーグに対し、DVポリシーの強化と犯罪者の責任追及を要求する。
スポーツリーグが暴力的な評判を持つ人々に報酬を支払い、プロモーションしていることについて、HAWC(ヒューストン地域女性センター)は国民に声をあげるように呼びかけている。
ポーターは長年にわたって問題行動で知られている。
彼は出場停止処分と罰金処分を科されたことがあり、今回は暴行と絞殺の重罪で逮捕された。
「間違っている」とただ声に出すだけでなく、行動を起こすために、コミュニティ全体が一丸とならなければならない。
ポーターJrの裁判は10月中旬に予定されている。
ロケッツはポーターJrをトレードで放出すべく複数のNBAチームに接触しているというが、これだけ声が大きくなれば、ポーターJrを引き取りたいと考えるNBAチームは現れないだろう。
そのため、ロケッツは複数のNBAドラフト2巡目をトレードパッケージに加えるとされている。
いずれにせよ、警察の調査結果と裁判の行方を待ちたいところだ。