元NBAオールスターのジョン・ウォール「息子たちがいなければ自殺していた」
NBAにはメンタルヘルスの問題と戦いながらプレイしている選手も少なくない。
最近ではリッキー・ルビオがメンタルヘルスの問題に対処するためにカウンセリングを受け、その結果母国スペインに帰国することとなったわけだが、元NBAオールスターポイントガードのジョン・ウォールもメンタルヘルスの問題にひどく苦しめられていたようだ。
ユドニス・ハスレムとマイク・ミラーのポッドキャストにゲスト出演したウォールは、メンタルヘルスの問題について次のように明かしたという。basketnews.comが伝えている。
僕は人々にこう伝えるようにしている。
「メンタルヘルスは深刻だ」とね。
僕はセラピストに診てもらわなければならなかった。
もし2人の息子がいなければ、僕は自殺していただろう。
僕は自分の頭に銃を2度突きつけたんだ。
当時、僕の友人や親しい人々はそのことを知らなかった。
自分の頭に銃を2度突きつけた。
自殺したかった。
だが、「もし僕がこの地球から姿を消したら、子どもたちをダメにしてしまう。誰が子どもたちを育てるんだ?」と考え始めた。
僕は彼らのためにそこにいなければならなかったんだ。
ウォールによると、新型コロナウイルスのパンデミックの中でメンタルヘルスに対処しなければならなかった期間が最もタフだったという。
現在はNBA復帰を目指してトレーニングを続けているというウォール。
暗闇の中から抜け出したウォールは、子どもたちと彼自身のために最善を尽くし続けることだろう。
なお、ウォールの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 34 | 647 |
平均出場時間 | 22.2 | 34.9 |
平均得点 | 11.4 (キャリアワースト) | 18.7 |
平均リバウンド | 2.7 (キャリアワースト) | 4.2 |
平均アシスト | 5.2 (キャリアワースト) | 8.9 |
平均スティール | 0.8 (キャリアワースト) | 1.6 |
平均TO | 2.4 | 3.7 |
FG成功率 | 40.8% | 43.0% |
3P成功率 | 30.3% | 32.2% |
FT成功率 | 68.1% (キャリアワースト) | 77.6% |