母を癌で亡くしたデレック・ライブリーⅡ「ここが唯一笑顔になれる場所」
ダラス・マーベリックスのルーキー、デレック・ライブリーⅡは、NBAプレイオフがスタートする1週間前に最愛の母を癌で亡くした。
ライブリーⅡは母の死から今も立ち直ることができていないというが、彼にとってマブスの一員としてNBAプレイオフで戦えることが救いになっているようだ。
ライブリーⅡはNBAプレイオフ・ファーストラウンド第1戦でロサンゼルス・クリッパーズに敗れた後、自身の状況について次のようにコメントしたという。clutchpoints.comが伝えている。
僕の人生で本当にたくさんのことが起こっている。
君たちも知っていると思うが、たくさんのカオスがある。
ここは僕が唯一笑顔になれる場所だ。
僕たちは常に注目されているし、常に大きなプレッシャーを感じている。
だが、僕たちはバスケットボールをプレイしている。
子どもの頃から大好きなバスケットボールをプレイしているんだ。
(母を失ったことは)辛い。
何もなかったかのように振る舞うことができるが、難しい。
だが、前に進まなければならない。
母は僕がそうすることをいつも望んでいた。
母は最期の時、まるで何もなかったかのように振る舞っていた。
「私は大丈夫よ」と言っていた。
彼女がそう振る舞うのを見たら、僕も前に進まなければならないと思ったんだ。
マブスはファーストラウンド第1戦を落とし、シリーズを黒星発進とした。
だが、ライブリーⅡは天国にいる母に勝利を捧げるためにも、残りのシリーズで最高のパフォーマンスを見せてくれるだろう。
なお、ライブリーⅡのシリーズ第1戦のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 |
---|---|
MP | 19:08 |
PTS | 3 |
TRB | 4 |
AST | 0 |
STL | 0 |
BLK | 3 |
TO | 0 |
FG% | 33.3% (1/3) |
3P% | – |
FT% | 50.0% (1/2) |
+/- | -19 |