膝の前十字靭帯断裂で離脱中のクレイ・トンプソンは、今季のオールスターブレイク明けあたりに復帰する可能性があると報じられていた。

トンプソン自身もオールスターブレイク明けに復帰したいと口にし、ハードなリハビリを続けている。

だが、ゴールデンステイト・ウォリアーズを指揮するスティーブ・カーHCは、トンプソン抜きで今季を戦うことを想定しているようだ。

カーHCによると、トンプソンは今季を全休する見込みだという。カーHCのコメントをNBC Sportsが伝えている。

「彼が今季プレイすることはないだろう。我々はそれを理解しなきゃいけない」

「現実的に考えないといけない。私は大学時代に前十字靭帯を断裂し、シーズンを全休したことがある。一般的に、バスケットボールプレイヤーにおいてACLは回復に丸一年かかる。クレイに一年かけるなら、今季を全休することになるね」

「リハビリが完璧にうまく進み、医師がゴーサインを出すことに備え、ドアはオープンにしておく。ただ、現実的に見ると、4月1日は9カ月目。ACLから9カ月だ」

昨季のプレイオフではケビン・デュラントを早期復帰させたため、それがアキレス腱断裂につながったという指摘も有る。

それゆえにトンプソンの復帰には慎重を期したいところであろう。

いずれにせよ、ウォリアーズにとって今季は基盤を再構築するシーズンとなるかもしれない。