ゲイリー・ペイトン「本物のポイントガードはラジョン・ロンドとクリス・ポールだけ」
近年のNBAでは、スコアリングを量産するポイントガードが増えてきている。
かつてのポイントガードといえば、ゲームメイクやアシストが主な役割であったが、最近ではスモールラインアップで戦うチームが増えており、時代は明らかに変わったと言えるであろう。
現役時代はNBAを代表するポイントガードのひとりだったゲイリー・ペイトンも、そう感じているのかもしれない。
「今のNBAで最高のポイントガードは?」という質問に対し、ペイトンは次のように返答。clutchpoints.comが伝えている。
「その質問は年寄りには難しいね。君たちはステフィン・カリーをポイントガードとして見てる。彼はポイントガードじゃない。彼は2ガードだ。(ラッセル・)ウェストブルックはポイントガードじゃない。彼は2ガード。ジェイムス・ハーデンはポイントガードじゃない。彼は2ガードだ」
「私にとって、このリーグにおいて本物のポイントガードは2人だけ。それは(ラジョン・)ロンドとクリス・ポールさ。今のクリス・ポールはシューティングガードに偏ってる。だけど、ロンドは本物のポイントガードだ。彼は彼のディフェンスをし、チームメイトたちを良くしてる。『俺に30得点させてくれ』じゃない、『俺にジャンプショットを撃たせてくれ』じゃない。今のNBAでポイントガードとして名が挙がってる選手たちはポイントガードじゃないんだ」
ペイトンが現役だった頃と比較すると、ゲームの形は大きく変わった。
今はスコアリングを量産するポイントガード、アウトサイドショットを撃てるビッグマン、プレイメイキング能力がある多才なプレイヤーが重宝されているが、この流れはまだまだ続くであろう。
では、この流れが終わった時、NBAゲームはどう形を変えていくのであろうか。
また、その流れを変えるプレイヤーの台頭を楽しみに待ちたいところだ。
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