トラビス・アウトロー「ブレイザーズはグレッグ・オデンをプッシュしすぎた」

2007年のドラフト1位指名でポートランド・トレイルブレイザーズに入団したグレッグ・オデンは、NBAを代表するセンターに成長し、ブレイザーズを牽引するプレイヤーになることが期待されていた。
だが、2007-08シーズンは膝の手術で全休すると、翌シーズン移行も怪我で苦しむことに。
2010-11シーズン中についにブレイザーズから解雇され、行き場を失ってしまったオデン。
ブレイザーズ時代にオデンのチームメイトだったトラビス・アウトローは、チームがオデンを酷使したことが問題だったと考えているようだ。
アウトローは当時のオデンについて次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
「彼ら(ブレイザーズ)は彼をあまりにハードにプッシュしていたと思う。まずは彼に彼のプレイをさせ、それからフィードバックすべきだったと思うんだ」
「分かってると思うけれど、チームは1位指名で獲得した選手に対し、すぐに『これが1位で彼を指名した理由だ』と証明しようとするよね。私が思うに、まずは(センターの)ジョエル・プリジビラの役割を彼に与える。そうすれば、うまく成長しただろう。だが、彼らは彼のプロセスをスピードアップしてしまったんだ」
当時のブレイザーズにはブランドン・ロイやらマーカス・オルドリッジといった有望株が揃っており、オデンにはチームをタイトルコンテンダーに引き上げる働きが期待されていた。
だが、オデンは怪我に苦しみ、ブレイザーズから解雇されると、あまりのストレスでアルコール依存症に陥ってしまったという。
ここ数年は母国オハイオ州立大学でコーチとして働いたり、BIG3リーグ参戦が報じられるなど、積極的に活動しているオデン。
プレイヤーとしてNBAで結果を残すことはできなかったが、いつの日か指導者としてNBAチームを牽引してもらいたい。
なお、オデンが1位で指名された当時のドラフトトップ30は以下の通りとなっている。
| 指名順 | 選手名 |
|---|---|
| 1 | グレッグ・オデン |
| 2 | ケビン・デュラント |
| 3 | アル・ホーフォード |
| 4 | マイク・コンリー |
| 5 | ジェフ・グリーン |
| 6 | イー・ジャンリャン |
| 7 | コーリー・ブリュワー |
| 8 | ブランダン・ライト |
| 9 | ジョアキム・ノア |
| 10 | スペンサー・ホーズ |
| 11 | エイシー・ロー |
| 12 | サディアス・ヤング |
| 13 | ジュリアン・ライト |
| 14 | アル・ソーントン |
| 15 | ロドニー・スタッキー |
| 16 | ニック・ヤング |
| 17 | ショーン・ウィリアムス |
| 18 | マルコ・ベリネリ |
| 19 | ジャバリス・クリッテントン |
| 20 | ジェイソン・スミス |
| 21 | デカン・クック |
| 22 | ジャレッド・ダドリー |
| 23 | ウィルソン・チャンドラー |
| 24 | ルディ・フェルナンデス |
| 25 | モリス・アーモンド |
| 26 | アーロン・ブルックス |
| 27 | アーロン・アフラロ |
| 28 | ティアゴ・スプリッター |
| 29 | アランド・タッカー |
| 30 | ペテリ・コポネン |



コメントを残す