オクラホマシティ・サンダーは昨年夏、オールスターのポール・ジョージとラッセル・ウェストブルックをトレードで放出した。

これを受け、サンダーは若手中心のチームに生まれ変わり、強豪チームへの復活を目指すと思われていた。

ウェストブルックのトレードで獲得したクリス・ポールもトレードで放出し、若手有望株やドラフト指名権獲得の動くと噂されていたものの、ポールはサンダーをプレイオフに導くパフォーマンスを見せ、トレードの噂は収束していった。

ESPNは今季開幕前、サンダーのプレイオフ進出の可能性を0.2％としていたが、ポール率いるサンダーは見事覆してみせたと言えるだろう。

だが、ポールはまったく満足しておらず、0.2％と評価された事実を忘れてはならないという。ポールのコメントをthe Los Angeles Timesが伝えている。

僕たちがここにいると予想した人間はひとりもいなかった。

0.2、0.2％だ。

ただ集中し、戦い続けるだけさ。

ここにいないと予想されていたことを僕たちは理解しなければならない。

チャンスは0.2％、0.2％だったのだからね。

今季は全盛期に迫るパフォーマンスを見せ、オールスターゲームにも復帰したポール。

彼につられるように若手たちも奮起し、サンダーはポールひとりのチームではなく、全員が一丸となって戦うチームとなった。

シードゲームではメンフィス・グリズリーズに大敗してしまったものの、先日はNBAチャンピオン最有力候補のロサンゼルス・レイカーズに完勝し、タイトル獲得の可能性も感じさせたサンダー。

勢いに乗った若手たちと経験豊富なポールが一丸となったサンダーは、プレイオフでも快進撃を見せてくれそうだ。