NBAがヒートとブルズのタンパリングの可能性を調査へ
FA交渉解禁初日、マイアミ・ヒートはトロント・ラプターズとのサイン&トレードでカイル・ラウリーを、シカゴ・ブルズはニューオーリンズ・ペリカンズとのサイン&トレードでロンゾ・ボールを獲得した。
だが、最悪のケースではこのトレード自体が白紙に戻されてしまうかもしれない。
ESPNによると、NBAはヒートとブルズのそれぞれのサイン&トレードにタンパリングの可能性があるとし、調査を開始したという。
ラプターズとヒートのトレードは、詳細な内容と共にFA交渉解禁の1日以上前に報じられた。
一方、ブルズとペリカンズのトレードは、FA交渉解禁直後に報じられた。
ここで思い起こされるのは、昨年のオフシーズン中に合意に達したミルウォーキー・バックスとサクラメント・キングス間のサイン&トレードだろう。
NBAは調査の結果、ボグダン・ボグダノビッチを含めたこのサイン&トレードにタンパリングがあったとし、ボグダノビッチの契約合意を取り消すと共にバックスに対して罰金を科し、さらに2022年のNBAドラフト2巡目指名権を没収した。
その後、ボグダノビッチはアトランタ・ホークスと契約した。
2019年に強化されたNBAのタンパリングルールでは、タンパリングが認められた場合は最大1000万ドルの罰金処分を科すことができ、また契約を取り消したり、NNBAドラフト指名権を没収することも可能だという。
もしサイン&トレードが白紙に戻されることになれば、これらのチームは難しい対処を余儀なくされそうだ。
なお、ラプターズとヒートの間のサイン&トレードはすでに正式成立している。
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