NBAタイトル奪還が期待されるロサンゼルス・レイカーズは現地15日、ダラス・マーベリックスにオーバータイムの末に勝利した。

レイカーズに勝利をもたらしたのは、NBAドラフト外で入団したルーキーのオースティン・リーブスだった。

元NBA選手で、現役時代にレイカーズでプレイしたデレック・フィッシャーによると、リーブスを信頼してパスを出したラッセル・ウェストブルックの判断が素晴らしかったという。

フィッシャーはリーブスの決勝弾について以下のようにコメント。talkbasket.netが伝えている。

素晴らしい瞬間だった。

NBAにいる選手たちは、他の選手があのような瞬間を迎えたのを見てきたんじゃないかな。

世界中のファンや子どもたちがウィニングショットを目撃する。

NBA選手にとってこれ以上の喜びはないだろう。

オースティンのような選手の場合、あのようなシーンは計画的に生じるものではなく、偶然の産物であることがほとんどだ。

スーパースターによる信頼と正しいプレイが求められる。

今回のケースにおいては、ラッセル・ウェストブルックが無理にショットを狙うのではなく、オースティン・リーブスにパスを出した。

僕たちは試合終了間際の選手のプレイを見て、「狙いすぎだ」、「セルフィッシュだ」、「パスすべきだった」などとすぐに批判してしまうよね。

シュートをためらった選手に対しては、パスするのではなくシュートを撃つべきだったと批判する。

あれは正しいプレイだったし、チームメイトを信頼していたということだ。

オースティン・リーブスも喜んでいるんじゃないかな。

素晴らしい瞬間だった。

フィッシャーの主張は正しいのかもしれない。

レイカーズを指揮するフランク・ボーゲルHCは試合後にウェストブルックの働きを称え、「オープンのチームメイトたちを信じろ」と伝えていたという。

ルーキーのリーブスが決勝弾を決めたことが、レイカーズに勢いをもたらす可能性は十分ある。

ルカ・ドンチッチ不在のマブスに快勝とはいかなかったものの、レイカーズにとっては意味ある試合だったと言えるだろう。

レイカーズにはこの勢いを持続させ、NBAタイトルコンテンダーとしての強さを手にしてもらいたいところだ。