カール・マローンの狂気じみたトレーニングとは?
カール・マローンは1990年代に活躍した偉大なNBA選手のひとりだ。
特にジョン・ストックトンとコンビを組んだ時代は素晴らしいパフォーマンスを繰り広げたわけだが、ユタ・ジャズでの18シーズンでの欠場数がわずか10試合だったこともマローンを偉大なNBA選手にした理由のひとつだろう。
マローンが屈強な身体を手に入れ、大きな怪我のないNBAキャリアを送ることができたのは、狂気じみたトレーニングの成果だったのかもしれない。
fadeawayworld.netによると、現役時代のマローンは以下のようなトレーニングに励んでいたという。
モーニングストレッチ
背中、ハムストリング、大腿四頭筋、アキレス、ふくらはぎのストレッチで一日のワークアウトを始める。
ステアマスター
朝6時にスタート。
トレーニング器具のステアマスターに乗り、レベル12で1時間有酸素運動を行う。
スプリント
スプリントでトラックを1周。
これを1時間続ける。
スタジアム
スタジアムの階段を疲れるまで上り下りする。
抵抗トレーニング
フラットベンチでダンベルプレスを行う。
フロント方向、45度の方向、頭の方向に上げるトレーニングを10~12レップス。
セット間の休憩はなし。
バランスボードを使ったトレーニング
バランスボードの上に立ち、オルタネーティング・ダンベルカールを10~12回行う。
マローン独自の「ミスターツイスター」ワークアウト
メディシンボールを持ったまま仰向けになり、膝を曲げる
その状態でリーチスルークランチ、45度の方向にクランチ、オーバーヘッドクランチを休憩なしで行う。
レップスは10~12回。
スタビリティボール・プッシュアップ
スタビリティボールに手をついた状態でインクライン・プッシュアップを6~8レップス。
休憩なしでスタビリティボールに足を乗せ、手を床につけた状態でプッシュアップを6~8レップス行う。
スタビリティボール・クランチ
プレートウェイトを持ちながら15~20レップス行う。
スタビリティボールを使ったダンベルプレス
スタビリティボールに背中を乗せ、足を床につけた状態で10~12レップス行う。
スタビリティボールを使ったオルタネーティングプレス
スタビリティボールの上に座り、10~12レップス行う。
スタビリティボールを使ったバックフライ
胸をスタビリティボールの上に乗せ、足を床につけたり離したりするトレーニングを10~12レップス。
その後両足を揃えた状態で10~12レップス行う。
スタビリティボールを使ったトライセップ・オーバーヘッド・エクステンション
ボールの上に座り、トライセップ・オーバーヘッド・エクステンションを10~12レップス行う。
スタビリティボールを使ったハンマーカール
スタビリティボールの上に仰向けになり、ハンマーカールを10~12レップス行う。
スタビリティボールを使ったオルタネーティングカール
スタビリティボールに座り、オルタネーティングカールを10~12レップス行う。
スタビリティボールを使ったスクワット
壁につけたスタビリティボールをに背中をつけ、ダンベルを床に置いた状態でスクワットを15回。
15回目は床に置いたダンベルを持ち、限界までスクワットを行う。
インクライン&デクラインプレス
インクライン&デクラインプレスを35~85レップス行う。
パワーハイキング
ユタの山で行う。
まずはウォームアップとして5ステップから始め、膝上げウォークを10~20ステップ、その後2~5分間早歩き。
さらにランジウォークを10~20ステップ、膝上げスキップを10~20ステップ。
最後はサイドステップ3回、ピボット、サイドステップ3回の「メイルマン・シャッフル」で締めくくる。
オルタネート・クロスカントリー
ランニング、ジョギング、ウォーキングを交互に20~30分間。
週に3度行う。
最後はステアマスター
ステアマスターに乗り、レベル12で1時間有酸素運動を行って一日のトレーニングを締めくくる。
レブロン・ジェイムスに抜かれてしまったが、マローンはNBA史上3位となる通算得点を記録した偉大な選手だ。
数々の偉業を成し遂げることができたのは、怪我しない体作りに励み、欠場数が極めて少なかったことも大きな要素のひとつだろう。
なお、マローンのNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | NBAキャリア |
---|---|
出場試合数 | 1476 |
平均出場時間 | 37.2 |
平均得点 | 25.0 |
平均リバウンド | 10.1 |
平均アシスト | 3.6 |
平均スティール | 1.4 |
平均ターンオーバー | 3.1 |
FG成功率 | 51.6% |
3P成功率 | 27.4% |
フリースロー成功率 | 74.2% |
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