レイカーズがラッセル・ウェストブルックのパフォーマンスを懸念?
ロサンゼルス・レイカーズのラッセル・ウェストブルックは、今季のNBAシックスマン・オブ・ザ・イヤー最有力候補のひとりだ。
だが、ウェストブルックのプレイには波があり、試合最終盤をベンチで過ごすこともある。
特にターンオーバーとシュートについては改善しているとは言えず、現地28日のボストン・セルティックス戦ではFG成功率28.6%(4/14)、5ターンオーバー、同30日のブルックリン・ネッツ戦ではFG成功率33.3%(5/15)、6ターンオーバーと精彩を欠き、レイカーズも2連敗。
レイカーズの組織は「このままではウェストブルックをNBAプレイオフで起用することはできない」と感じ始めているのかもしれない。
lakersdaily.comによると、レイカーズはウェストブルックの悪いシュートセレクションや注意不足によるターンオーバー、アウトサイドシュートの精度を懸念し、NBAプレイオフに進出し、勝ち抜くためにはウェストブルックよりシューターのほうが必要だと考え始めているという。
レイカーズには証明された3ポイントシューターがいない。
現時点でレイカーズ最高の3ポイントシューターは、今季成功率38.5%を記録しているロニー・ウォーカー。
だが、NBAを通してみると、ウォーカーの成功率は全体56位であり、レイカーズで100位内に入っている選手は他にひとりもいない。
つまり、シューターが必要なのは火を見るより明らかだろう。
また、NBAプレイオフやプレイインゲームではレブロン・ジェイムスとアンソニー・デイビスの出場時間が長くなり、ターンオーバーを繰り返すウェストブルックの出場機会はますます減る可能性がある。
ウェストブルックをトレードで放出するためにはNBAドラフト1巡目指名権をプラスしなければならないだろうが、NBAチャンピオンを諦めていないレイカーズはどう動くのだろうか?
なお、今季のNBAの1試合平均ターンオーバーと1分あたりのターンオーバーのワースト10選手は以下の通りとなっている。
1試合平均ターンオーバーワースト10
順位 | 選手 | 所属 | 平均MIN | 平均TO |
---|---|---|---|---|
1 | トレイ・ヤング | ATL | 35.7 | 4.11 |
2 | ヤニス・アンテトクンポ | MIL | 33.4 | 4.08 |
3 | ジョエル・エンビード | PHI | 34.8 | 3.73 |
4 | ルカ・ドンチッチ | DAL | 36.8 | 3.63 |
5 | ラッセル・ウェストブルック | LAL | 28.6 | 3.58 |
6 | ケビン・ポーターJr | HOU | 34.0 | 3.58 |
7 | ジャ・モラント | MEM | 32.6 | 3.52 |
8 | ニコラ・ヨキッチ | DEN | 33.5 | 3.51 |
9 | ケビン・デュラント | BKN | 36.0 | 3.49 |
10 | ジョーダン・プール | GSW | 30.6 | 3.42 |
1分あたりのターンオーバーワースト10
順位 | 選手 | 所属 | TO/MIN |
---|---|---|---|
1 | ラッセル・ウェストブルック | LAL | 0.13 |
2 | ヤニス・アンテトクンポ | MIL | 0.12 |
3 | トレイ・ヤング | ATL | 0.12 |
4 | ジョーダン・プール | GSW | 0.11 |
5 | ジャ・モラント | MEM | 0.11 |
6 | ジョエル・エンビード | PHI | 0.11 |
7 | ケビン・ポーターJr | HOU | 0.11 |
8 | ニコラ・ヨキッチ | DEN | 0.10 |
9 | ジョシュ・ギディー | OKC | 0.10 |
10 | ジュルー・ホリデー | MIL | 0.10 |
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