イタリアバスケットボール連盟会長がチームUSAを選んだパオロ・バンケロを厳しく批判「裏切り」「彼は我々を騙した」
NBAルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたオーランド・マジックのパオロ・バンケロは昨年11月、「イタリア代表としてプレイすることを計画している」と明かした。
だが先日、バンケロはイタリア代表ではなく、チームUSAの一員としてFIBAバスケットボールワールドカップに出場することを決断したと報じられた。
バンケロはこの決定の過程において、イタリア代表に連絡を入れるべきだったのかもしれない。
イタリアのバスケットボール連盟会長を務めるジャンニ・ペトルッチによると、パンケロはイタリア代表に辞退の連絡をすることなくチームUSA入りを決めたという。
ペトルッチ会長はチームUSA入りを決定したバンケロについて、次のように指摘。larrybrownsports.comが伝えている。
(チームUSA入りは)合理的な決定だった。
だが、彼はそのことについて我々に連絡できたはずだ。
我々は彼の決定を新聞で知った。
ここ数日、彼はミランにいた。
彼のエージェントと合意していたにも関わらず、彼は我々のコーチとの面会を避けた。
特にバスケットボールの世界において、「裏切り」は強い言葉だ。
このような状況はよくあることだから、私は慣れている。
だが、彼は我々を騙した。
我々は彼のために素晴らしい商業戦略を計画していた。
我々はこの失望をポジティブなエネルギーに変えなければならない。
我々のコーチならやってくれるだろう。
そう確信している。
イタリアにルーツがある父を持つバンケロは、2020年にイタリアのパスポートを取得した。
イタリア代表に入ればイタリア国民に愛されるバスケットボール選手になっていただろうが、もし国際大会で金メダルを獲得したいなら、NBAスターたちが集結するチームUSAを選ぶべきだろう。
とはいえ、チームUSAがイタリア代表と戦う時が来れば、イタリアのバスケットボールファンはバンケロに全力でブーイングを浴びせることになりそうだ。
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