フィラデルフィア・セブンティシクサーズは現地29日、来季のプレイヤーオプションを行使した元NBAオールスターポイントガードのジェイムス・ハーデンをトレードで放出する見込みと報じられた。

シクサーズはハーデンに対し、長期計画に含めていないことを伝え、ハーデンのエージェントと協力してトレード先を探すという。

シクサーズはハーデンをトレードで放出し、NBAオールスタービッグマンのジョエル・エンビードをサポートできる即戦力獲得を求めるというが、2人のNBAオールスターポイントガードが候補に挙がっている模様。

fadeawayworld.netによると、シクサーズは完全FAになるカイリー・アービングと、トレードが噂されるデイミアン・リラード獲得に動く可能性があるという。

アービングはダラス・マーベリックスと再契約を結ぶ可能性が高いと報じられているものの、他のNBAチームにチャンスがないわけではない。

アービングはFA交渉解禁後一発目にケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビール擁するフェニックス・サンズと面会するとされている。

また、その他のNBAチームもアービングに面会を要求するだろうが、シクサーズもアービングと面会し、エンビードとのコンビネーションの魅力やNBAチャンピオンへの道筋を説明し、契約を促したいところだろう。

一方、リラードについては去就が不透明な状況だ。

だが、ブレイザーズは今年のNBAドラフト3位でポイントガードのスクート・ヘンダーソンを獲得したため、もしリラードをトレードで放出するならポイントガード以外のポジションの選手、もしくはNBAドラフト指名権を要求する可能性が高い。

シクサーズがエンビードをサポートできる選手を獲得できなかった場合、エンビードが不満を溜め、将来的に他チーム移籍を要求する可能性があるだけに、ハーデンのトレードで失敗はできない。

果たしてシクサーズはNBAチャンピオンを狙えるロスターを構築することができるだろうか？