ダリル・モレーがジェイムス・ハーデンのトレード要求に言及「非常に優れた選手を獲得できないなら・・・」
元NBAオールスターガードのジェイムス・ハーデンがフィラデルフィア・セブンティシクサーズにトレードを要求してから、間もなく3週間が経つ。
だが、トレードが実現する気配は一向にない。
その大きな要因はシクサーズが相当な見返りを要求しているとされることだが、この件についてシクサーズのバスケットボールオペレーション部門代表を務めるダリル・モレーが言及した模様。
モレーによると、ハーデンのトレード要求を尊重しつつも、見返りに優れた選手を獲得できないのであればトレードには応じないという。モレーのコメントをhoopsrumors.comが伝えている。
彼とは長い間一緒にやってきたし、彼の意思を尊重したい。
だが、現実的に見ると、もしトレードについて考えるなら2つのうち1つを選ぶことになるだろう。
ひとつは、昨季のように我々をすぐに助けてくれる選手を獲得することだ。
我々はイースト最高のチームのひとつであるセルティックス相手に3勝2敗と優位に立った。
勝ち上がることはできなかったが、我々が3勝2敗とリードした理由のひとつはジェイムス・ハーデンだ。
もうひとつは、ドラフト指名権を十分に獲得することだ。
そうすれば、それらをジョエル(・エンビード)と共にチームを牽引できる選手に変えることができるだろう。
もし非常に優れた選手を獲得できないなら、もしくは非常に優れた選手に変えることができるもの(NBAドラフト指名権)を獲得できないなら、我々は単純に(トレードを)実行しないだけだ。
ハーデンは昨年夏、シクサーズのロスター構築を助けるために減俸を受け入れた。
ハーデンはこの夏に長期大型契約を望んでいたものの、シクサーズはハーデンが満足するようなオファーを出さなかったとされている。
モレーは、ハーデンに十分な契約をオファーしなかったことがトレード要求につながったことを認めたという。
だが、モレーの発言を聞く限り、シクサーズがハーデンのトレードに相当な見返りを要求しているのは間違いない。
まるでベン・シモンズのトレード要求を思い起こさせるような事態に発展しつつある中、ハーデンのトレードが実現するまでかなりの時間がかかりそうだ。
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