オフシーズン中のトレードでNBAオールスターガードのラッセル・ウェストブルックを失ったワシントン・ウィザーズは、厳しい戦いを強いられると見られていた。

だが、新加入のカイル・クーズマ、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、モントレズ・ハレル、スペンサー・ディンウィディ、アーロン・ホリデーはウィザーズのシステムにすぐにフィットし、ウィザーズは今季10試合を終えた時点で7勝3敗と好調だ。

ウィザーズが素晴らしい戦いを見せているのは、チームとしてバランスがとれているからなのかもしれない。

StatMuseによると、今季のウィザーズは11カテゴリでNBAトップ10にランクインしているという。

The Wizards are in the top 10 in:

— Record
— Points
— Points allowed
— Rebounds
— Blocks
— Threes
— Offensive rating
— Defensive rating
— Net rating
— FG% defense
— 3P% defense

Unfortunately none of their players are averaging a triple-double. pic.twitter.com/GKH604hU6a

— StatMuse (@statmuse) November 8, 2021

ウィザーズは現地7日、昨季NBA王者のミルウォーキー・バックスに勝利。

この日はブラッドリー・ビールの30得点、8アシストを筆頭に、クーズマが15得点、10リバウンド、モントレズ・ハレルが15得点、ダニエル・ギャフォードが11得点、8リバウンドを記録するなど、バランスの良いゲームを展開した。

ウィザーズでNBAスターと呼べる選手はビールのみだが、今季のウィザーズはビッグネームを集めることよりチームバスケットボールをすることが重要であることを知らしめるに違いない。